今回はソーチェンの取り付け方です。
このように書くとそんなものはチェンソー持っていれば誰だってできるよ と思うでしょう。
確かにチェンソー、ガイドバー、ソーチェン購入時のままであれば通常はうまくいきます。
まれにうまくいかない時もあります。
スチールMS250C-BE40cm3/8チェンソーは数年前まではソーチェンが3/8-55コマでした。
新品時はソーチェンの取り付けに苦労しました。
長さがぎりぎりだったのです。
今はソーチェンの長さを55コマから56コマに変更しています。
取付けに悩むことはなくなりました。
スチールMS250C-BE40cm3/8ピッチチェンソーを持っている方はソーチェンのコマ数56コマでOKです。
これは日本のスチールがドイツ本国のスチールに提言してこのようになったそうです。
少し話が横道にそれました。
チェンソーによっては指定されたソーチェンの長さがぎりぎりのものもあります。
また、スプロケットをスパー式からリム式に交換した際など取付けが難しくなることもあります。
スチールMS241チェンソーを3/8ピッチリム式スプロケットにするとPS3-55コマはぎりぎりの長さになり取付けに苦労します。
ぎりぎりの長さの時のチェンの取り付け方法をこれから紹介します。
ソーチェンの長さが物理的に取り付けられない時は絶対に取り付けできませんので注意してください。(なんか変な言い回しになりました)
スチールMS241チェンソーをリム式スプロケット3/8に交換したもので説明します。

三か所がポイントになります。

ガイドバーの先端にソーチェンのドライブリンクを入れる。

リムにもドライブリンクを入れる。
そして、ガイドバーをバーボルトにかける。
この3点を先に決めます。
そして、ガイドバー上の溝にドライブリンクを入れます。
ガイドバーを取り付け位置に合わせます。
ガイドバー下側にはソーチェンのドライブリンクが入っていない状態だと思います。
ソーチェンをゆっくり動かします。
リムやガイドバーから脱線しないように1周するとソーチェンはきれいに収まると思います。
バーボルトが2本タイプのものは若干やりにくくなりますが、同じポイントを押さえていれば大丈夫です。
また、一度ソーチェンを取り付けて木を切ればソーチェンが若干伸びるので2回目からは取り付けやすくなると思います。
スチールMS241は標準はスパースプロケットです。
これをリム式に交換することで、ランニングコストも下げることができます。
また、リムは3/8ピッチ、.325ピッチ、1/4ピッチと3種類が取り付け可能になります。
ソーチェンとガイドバーを用意すればいろいろなタイプのソーチェンが試せます。
作業内容に応じてソーチェンを変えることもできるので面白いと思います。
ハードノーズバー1.3mmゲージを用意すれば同じガイドバーでPS3(角刃)、ピクセル(95VP)、RMC1/4(25AP)3種類が試せます。
▼こちら以前紹介した。
▼スチールチェンソーにピクセルチェン▼スチールMS261に21BPX-72または21LPX-72チェンソーを複数台持っている方でソーチェンを同タイプにそろえたい。
丸やすりを同じサイズにしたい場合などにもいいと思います。
それではまた。
なかなか難しいですね。