最近の機械は軽量化が進んでいます。
まあ、最近といわず昔から軽くしよう軽くしようとしていますが・・・
ただ、若干弊害が出てきていることも否めません。
軽量化とともにコスト削減という使命もおっているので、最近は弊害も多くなってきているかもしれません。
何かというと耐久性です。
壊れやすくなっています。
軽量化だけを求めて、金に糸目はつけないとなれば高価な素材を使い軽量化と耐久性を兼ね備えたものができるでしょう。
チタンとか高価な素材を使用するなど。
一般用の機械であれば十分な耐久性があるものでもプロ使用では耐えられない物もあります。
プロの方はあまり軽量化ばかりを注目しない方がいいかもしれません。
さて、修理についてですが、季節外れの刈払機の修理です。

クラッチシューです。
右側の壊れたクラッチシューはあるメーカーのプロ用刈払機のものです。
当店では評価の高い刈払機です。
しかし、クラッチシューが少し弱いですね。
通常の山林での作業や鉄の刈刃をメインに使用するだけなら問題はないのですが。
ナイロンカッターをガンガン朝から晩まで使用するところではたまに壊れます。
確かにナイロンカッターを良く使用すれば、ライニングがすぐ摩耗して1年に1回は交換しなければなりません。
今回のケースはライニングではなく見てのとおりです。


下のクラッチシューと比べると薄くなっています。
材質も違います。(質量も違う)
下のクラッチシューは古い草刈機のものです。
当時はこのサイズのものが当たり前でした。
当店ではプロの方にはこのゴツイクラッチシューを取り付けています。
加工しないと取付けできないので、お勧めしません。
(取り付け方は秘密、わかる方はわかるでしょう)
最近は排気ガス規制でエンジンが重くなり、他の所で軽量化しなければなりません。
しかし、動力伝達系はあまり軽量化しない方がいいかもしれません。
メーカーさん販売店が努力して強化型とアピールしますので、そういう機械もあればいいと思います。
また、ユーザーさんも軽量、廉価版だけでなく強化型、高耐久性かどうかも考慮したほうがいいかもしれません。
当店でのいい例としてジュラルミンパイプ仕様の刈払機が比較的多くプロの方には売れだしてきています。
アルミパイプに比べて3000~5000円ほど高いですが、強度が高いのでジュラルミンの人気があります。
なぜか、パイプが曲がるとドライブシャフトも曲がり振動が発生したり、ギアケースの方を壊してしまうこともあるからです。
作業や仕事に差し支えが出るなら長い目で見ればどちらがいいかということです。
話がそれますが、ある販売店の修理を担当している人と話をしました。
修理できる人とできない人では勧める商品が違うということです。
修理する人間はどこが弱いどこが良いと機械の中身まで知っています。
相手がプロだとある程度頑丈な機械を勧めます。
修理しない人は、どうしても在庫のある商品や価格の安い商品を販売してしまう。
なるほどと思いました。
私も一般家庭で使用する刈払機とプロが使用する刈払機は、勧めるものが違います。
チェンソーでも同じことがいえます。
自分に合った機械はどれかと知りたい場合は、修理担当の人に聞くのも良いと思います。
それではまた。
今日もまとまりのない話になりました。
1週間毎日ブログ更新してみました。
きつかった。
一応出席します。
ブログで紹介するかどうかは今のところわかりません。
カタログのスペックで排気量が24ccだったのが、・・・
実際に見て感じるものがあれば紹介したいと思います。
私の場合どうしてもプロの方が使用するという観点で機械を見るので、パワー、耐久性を重視してしまいます。
エンジン性能はいいと思うのですが、排気量的にパワー不足を懸念しています。
杞憂に終わればいいのですが・・・