排気ガス規制が厳しくなり、それに伴い混合オイルも数年前から少し変わってきているような気がします。
(すべてのオイルが変わっているわけではないと思いますが)
市販されているオイルは50:1のものが多くなってきたと思います。
オイルが少なくなれば、排気ガスもきれいになると思うからです。
ただ、オイル分が少なくなるのでオイルの潤滑性能は高いものが要求されます。
あまり価格の安いオイルは注意してください。
さて、今回は安いオイルについてではありません。
昨年より気になるオイルがあります。
ハスクバーナのLSオイルです。
その前に写真から

上の写真は2009年ころのものです。

2011年ころ

2012年ころ
2009年以前はLSオイル少し緑色がかっていましたが、最近のものは青色が強くなっていると思います。
ハスクバーナのオイルは20年以上販売しています。
長い販売期間の中で、オイルの色や成分は変わってきていると思います。
変わったなと気が付いた時でも、今まで使用感はあまり気になることはありませんでした。
ただ、今回は目で見てわかることがありますし、お客さんからの指摘もあるので少し気になっています。

これです。
マフラーから黒い液体が出てきます。
2ストロークエンジンなので少なからず出るのは出ると思いますが、今までここまで吹き出すことはありませんでした。
背負い式の草刈機などお客さんから服が汚れて困るといわれます。
最初は草刈機が悪いのかなと思いました。
同じ燃料で古い草刈機は吹き出しがなかったからです。
ただ、このような事例が多くなってくるとこれはオイルだと考えています。
古い草刈機はマフラーの中がカーボンが多くなっているのでそれが吸収しているのだと思います。
新しい機械だとマフラーの中もきれいなので、吹き出しやすくなるのだと思います。
昨年あたりから気にはなっていたのですが、思い返してみるとこの症状は数年前から起こっていました。
当店でデモ機として使用している機械からも出ていたからです。
保管時に下にたれるくらいだったので最初はあまり気にしていませんでした。
ここからは私の考えです。
排気ガス規制でマフラーからの白煙も規制の対象になるのかもしれません。
マフラーからの白煙を消すには添加剤を入れれば白煙を少なくすることはできます。
しかしいろいろな副作用も出てきます。
※以前にも書いているのでここでは割愛します。
白煙が少なくなる代わりに黒い液体が多くなってきているのかもしれません。
マフラーから黒い液体が出やすくなっていますが、エンジン自体に悪影響を及ぼしている様子はないのでその点は安心してもいいと思います。
ハスクバーナのオイルは、ゼノア50:1オイルややまびこ50:1オイルよりもいいと思います。
一番いいと思うのはスチールHPスーパーなんですけど実売価格が高いので、大量に燃料を使用する方はコストが気になります。
コストと性能で当店で一番売れているのはハスクバーナLSなのでマフラーからの吹き出し少なくなってほしいです。
混合ガソリンは長期保存できないと言われています。
ゼノアややまびこから出ている長期保存できる缶入りの混合ガソリンがありますが、話によると不純物の入っていないホワイトガソリンに混合オイルだけを混ぜていると聞いたことがあります。
(ホワイトガソリンで試さないでください)
市販のガソリンはいろいろな添加剤などが入っていると思いますし、混合オイルの添加剤と混ざると悪さするのかもしれません。
当店でもスチールガソリン携行缶3L、5Lもよく売れています。
意外とハスクのコンビ缶も売れています。
それではまた。