チェンソーを入れ替える。
今現在使用しているチェンソーと同じものを購入するのは買い足しとするならば、違うメーカーのものを購入するのを入れ替えと私なりに分けています。
同じチェンソーを買い増ししていくことは良くあると思います。
部品が同じで古い機械から部品取りできます。
その中でも大きい理由は消耗品にあります。
ソーチェンです。
会社でチェンソーを複数台持っているとできるだけソーチェンを同じにしたいと思っています。
小型、中型、大型とチェンソーがあればそれだけで最低3種類のソーチェンを用意しなければなりません。
ガイドバーの長さを変えたり、ソーチェンのタイプを変えるとそれだけ増えます。
収拾がつかなくなりますし、ソーチェンも数種類、数多く在庫しなければなりません。
間違えて現場に持っていくかもしれません。
ですからできるだけソーチェンの管理がしやすいように同じソーチェンが使えるチェンソーを購入することが多くなります。
実際会社組織の場合、チェンソー購入時に在庫しているソーチェンが合うチェンソーがほしいと言われます。
見積もりにしてもソーチェン指定で見積もりがあります。
チェンソーの性能だけで購入するチェンソーを決めるわけではないのです。
持っているチェンソーの性能があまりにも悪ければ、ソーチェンの在庫が問題ではなくなりますが・・・
個人でチェンソーを購入する方からするとビックリするかもしれません。
こういう状況でスチールチェンソーに入れ替えるのは難しいのです。
その前に少し、何故難しいか。
世界でソーチェンを作っているところは2大メーカーだと言っていいと思います。
オレゴンとスチールです。
スチール以外のチェンソーメーカーはオレゴン製ソーチェンを使用しています。
オレゴンはガイドバーなども製造していますし、ほとんどのチェンソーメーカーがオレゴンのガイドバーに合わせています。
同じ排気量、同じサイズのガイドバーであればソーチェンの長さはほぼ同じです。
メーカーが変わってもソーチェンは互換性がある場合が非常に高くなります。(ガイドバーの長さが合えば、ソーチェンの長さも合う)
たとえば、ソーチェン21BP-72コマというチェンがあります。
これに合うチェンソーはハスクバーナにも新ダイワ、ゼノア、共立にもあります。
21BP-72しかソーチェンがなくても、上記4社の中からチェンソー本体を選ぶことができます。
そうなんです。
この中にスチールは入っていないのです。
たったそれだけの理由でスチールチェンソー購入対象から外されてしまうこともあるのです。
個人の方からすると信じられないかもしれません。
ソーチェン種類増やしてもいいのでは? と私も思いますが・・・[:しょんぼり:]
しかし、ソーチェンを同じにそろえるということは、効率良くなります。
間違いが減り、使いまわしができるということのようです。
それに伴う目立ての道具も同じで済みます。
スチールのチェンソーが他社同等クラスのものより少しくらい性能がいいくらいで入れ替えることは難しいのです。
圧倒的な差があれば、何も言わなくても入れ替えは簡単に行くと思うのですが・・・
スチールのMS150チェンソー悪くはありません。
チェンブレーキ付で最軽量のチェンソーです。
使用している方の評価も高いです。
ソーチェンも新型で植木屋さんからはいい評価を受けています。
切り口がきれいということです。
ソーチェンの評価がいいのに、そのソーチェンで入れ替えができないという状況も起こっています。[:悲しい:]
国産小型チェンソーを多くそろえているところは、ソーチェンの在庫をそろえたいのでその時点で、購入対象から外されてしまっています。
カメラ業界のレンズ資産ほどの縛りはないでしょうが、チェンソー業界でもガイドバーとソーチェンの縛りは少なからずあると思います。
(大きい会社ほどその傾向が強いと思います)
ソーチェン21BP-68を大量に在庫している会社の従業員さんが、ハスクバーナか、スチールのチェンソーがいいんだけど、21BP-68が使えないと。
確かに両社とも21BP-68はありません(以前ハスクバーナにはありましたが)
そこで私が、純正のガイドバーではないですが、ハスクバーナのチェンソーで21BP-68が使えますよといって、すんなりハスクバーナチェンソーに入れ替わりました。(残念ながらスチールには他社製のガイドバーでも21BP-68は使えませんでした)
他社製ガイドバーなどを組み合わせていろいろなソーチェンが入り乱れて使えるようになると面白いと思う反面、把握するのが大変だと思う自分もいます。
エンドユーザーさんからすると同じものが使えればいいのでしょうが・・・
スチールMS260、MS261とハスクバーナ346XP、550XPが同じソーチェンが使えるようになるといいと思います。
面白いだろうな。
エンジン本体のガチンコ勝負になると思います。
(といいつつお互いにファンがいるので、性能だけで選ぶというわけではないかもしれませんが)
今年もMS260、MS261用のガイドバーを作ってもらう予定です。
ハスクバーナ346XP、550XPと同じソーチェンが使えるガイドバーを作ってもらいます。
本当は逆のパターンもやってみたいのですが・・・当店小さいので少し資本力が足りません。[:悲しい:]
販売店の方よろしければ共同でガイドバーメーカーへ依頼してみませんか。
ユーザーさんもガイドバーのリクエストがあればお知らせください。
それではまた。
※次回はハスクバーナゼノアの会議について。(予定です)
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2013-02-20
チェンソー
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今日もお客さんから先日納品したガイドバーが違うと連絡がありました。
原因はソーチェンの方を間違えていたようでした。
ポーラン製のチェンソーはハスクバーナブランドで以前から発売されていました。
36、136、137、141、142などがそうです。
236eもそうだと思っていたのですが、ポーラン製ではなくハスクバーナ製になるそうです。
236eは販売終了になり、在庫も終了してしまいました。
しかし、後継機種は発売になります。
236eはホームセンター機と比べるとすごくいい機械だと思いますが、ハスクバーナ製と考えると発売当初は愕然としました。(笑)
スチールからもMS170などチェンブレーキ付の26800円チェンソーがあります。
排気量30ccですが、236eより少しパワーが落ちるくらいで、質量は3.9kgなのでいいと思います。
ホームセンター機の廉価版に性能を求めるのは、厳しい注文だと思います。
(製造数が違いすぎると思います)
ハスクバーナ、スチール両社ともホームセンター対抗機種として29800円シリーズはこれからも続けていくと思います。
それではまた。