ハスクバーナ135eチェンソーが3月に入荷しました。
最初4月頃になるかもしれないと言われていたので、何も用意していませんでした。(笑)
用意するものはなんだと思うかもしれませんが、心構えです。(笑)
ユーザー・サポート・ページを作るぞという気構えと動画を取る編集するという気構えです。
結構面倒なんですよ。特に動画は私の滑舌が悪いということもあるのですが、何度も撮り直しています。
他の人が出来上がりを見てこれで何度も撮り直したのか?と思うかもしれませんが・・・
さて、それでは本題に入ります。

パージポンプとスマートスタート(補助スプリング付き)が付いています。
ハスクバーナチェンソーは比較的排気量の大きいチェンソーにもパージポンプを標準装備しています。
本来排気量の大きいチェンソーには必要ないと思うのですが、ハスクバーナチェンソーはあることによりエンジンレスポンスを良くする工夫をしています。
しかしそれがエンジン再始動性を若干悪くしています。
(気になるほどではないと思うのですが)
ユーザーからの指摘で再始動性を良くするためにパージポンプをつけたのだと思います。
(ハスクバーナのチェンソーに詳しければパージポンプがなくてもあまり気にならなかったかもしれません)
私の推測で書いていますが、層状掃気エンジンになって始動性を良くするためにパージポンプをつけただけかもしれません。
(でも他社はついていないので、私の推測が当たっているかも)
スマートスタートはダンパスプリング式なので畜力式よりもコンパクト軽量です。(畜力式が劣っているわけではありません、良さもあります)

135eなのでeシリーズ、ツールレス・チェン・テンショニングです。
私としてはナット式がよかったと思います。
仕組みが複雑になれば故障も多くなると思います。
ナット式はシンプルで直感的にどうすればいいかわかります。
スウェーデン本国は135はナット式のようです。
質量は200g軽くなるようです。
ツールレスはチェンソー使用者に誤解を与えそうです。
ツールがいらないということはメンテナンス不要?
違います。
チェンソーを使用するときは最低でもプラグレンチくらいは携帯しましょう。
シリンダーカバーをあけてエアフィルターの点検もできません。



ハスクバーナはチェンソーの幅をコンパクトにするようにしていると思います。
チェンソーの取り回しを考えてのことだと思います。
防振システムはスプリングで振動の軽減はバッチリデス。
スイッチはチョークレバーと一体式になっています。
(550XPと同じ)
引きながら上に持ち上げるとチョークの位置になります。
スイッチ周りもすっきりしていいと思います。

燃料タンクキャップとチェンオイルタンクキャップは同じもののようです。
これはエンドユーザーにも販売店にもうれしいことです。
在庫の種類を増やさなくてもいいからです。

ハスクバーナのキャップはなんてことない形ですが、これが意外と優れものです。
緩むことが少ないのです。
キャップを絞めていくとゴムパッキンがつぶれて矢印部分が外に膨れてきます。
本体のほうのキャップ口側面に当たり緩みにくくなります。
しかも燃料漏れも防ぎます。
この仕組みのキャップはハスクバーナチェンソー新型機にはほぼ採用されてきています。
ゼノア設計のチェンソーにも採用されてきています。
弱点としてはキャップをあけるときに少しきついということです。

廉価版のチェンソーとしては珍しくスプロケットカバーの材質はアルミダイキャストを奢っています。
チェンテンショナーはこの方法でもいいのですが、締め付けツールのほうは大きくて重くなっています。
ナットのほうが軽いということは自明の理!?

チェンブレーキのシステムはプロ機チェンソーと同じものだと思います。
アルミのプレートがついているので、ツムラ製、スギハラ製のマルチマウント、ユニバーサルマウントのガイドバーも使用できます。

エアフィルターはクランプ式になっています。
話は変わりますが、前のホビー用チェンソーの236eのエアフィルター 作りは簡単で大丈夫かなと思っていましたが、意外とゴミの進入を防いでくれるエアフィルターだと思います。
あまりメンテナンスしない業者さんが使用しているのですが、エアフィルターの外側は汚れていても内側はあまり汚れていません。
ひょっとするとメッシュタイプのエアフィルターよりもゴミの進入を防いでいるかもしれません。

層状掃気エンジンです。

キャブレターの吹き戻し対策もしています。

スプロケットです。
標準仕様は3/8ピッチのスパースプロケットだけのようです。
スプロケットの穴、ニードルベアリングが大きくなっているようです。
クランクシャフトが太くなっているということです。
強化したのでしょうか。
クラッチシューは236eと同じものを使用しています。
廉価版のクラッチシューなのかもしれません。

最後に
排気量:40.9cc
質量:4.6?
出力:1.4kw(スウェーデンでは1.5kw)
お気づきの方もいるかと思いますが、135eは440eと良く似ています。
というか440eをベースにデチューンしているようです。
パワーも0.4kwほど低いようです。
価格は29,800円(税込)
廉価版とはいえ440eのデチューン版で排気量40.9cc、ハスクバーナ製となれば・・・この価格帯最強になりそうな気配です。
236eは38ccクラスからするとパワーが小さかったです。
ただ、故障は驚くほど少なかったです。
今までほとんど修理したことがないです。
(業者さんで物理的な損傷とクラッチ周りで少し故障がありました)
236eは240eをベースにしたチェンソーでした。
135eは440eをベースにしています。
440eは240eより上のクラスのオールラウンド・ソーになります。
期待感は高まりますね~。
ただ、440eと併売になるので135eどこまでデチューンしているかですね。
あまりパワー落としていないといいのですが・・・
実はまだ試し切りをしていないのです。
入荷数が少ないのでデモ機として下ろすことができませんでした。
入門機としては非常に良いチェンソーだと思います。
19800円のホームセンターチェンソーや1万円を切る中国製のチェンソーからすると断然135e買いです。
中国製チェンソー10台持つより135e1台でしょう。
このチェンソーは当ネットショップでも販売していきます。
中国製、並行輸入品の進出で価格帯が高いものはほとんど売れなくなりました。(笑)
廉価版ならば価格差もそんなにないと思います。
ユーザー・サポート・ページにも力を入れてアフターサービスにも力を入れたいと思います。
(入門機初心者の方も多いと思います。)
ただ、これらのサービスは当店ユーザーの方のみとさせていただきます。
アフターサービスで他店と差別化していきたいと思います。
ファイスブックなどで135eユーザーカテゴリーを作り情報など発信していこうかとも考えています。
メンテナンスの仕方やキャブレターの分解方法注意点など動画で配信していこうかと思います。
(ただ分解組み立てをするだけでなく、いろいろ情報や技を織り交ぜたいと思います)
ネットショップでもフェイスブックなどを使い、対面販売に近いアフターサービスを提供できるか?
不特定多数に情報を発信するのではなく、付加価値として情報を発信して他店と差別化を図れるか?
ネットショップで試してみたいですね。
135eはプロユーザーよりもカジュアルユーザーのほうが多くなると思います。
使用方法、メンテナンスの情報を欲しているのはカジュアルユーザーのほうだと思うのでいいかと思います。
小さい店で資本力もなく、こういうところで頑張るしかありません。
まだ、ユーザー・サポート・ページできてませんが・・・(笑)
▼ハスクバーナ135eチェンソーこちら今、最初の動画を編集中です。
本当はネットショップにアップする前に作っておきたかったのですが・・・
それではよろしくお願いします。
[C930] No title