使用中にいきなりエンジンストップ、ストールじゃなくいきなりストップしたそうです。
話を聞いたときは、焼き付きだろうなと想像できました。
何が原因か?
いつもそれが心配になります。
もし燃料に問題がある場合は、他の機械にも影響が出るからです。
今回は、異物が燃焼室内に入り、いきなりストップです。
ピストンのスカート部分もかけています。
エンジンをいきなりストップさせた原因の物質は特定できました。
燃焼室のスキッシュエリアにその物があったからです。



プラグの電極が折れて挟まっていました。
いきなりストップするはずです。
ではなぜ、プラグの電極が折れたのか?
原因としては、いろいろと考えられます。
1.ゴミが入って電極を傷めた
2.プラグの不具合
3.プラグの劣化
4.プラグの誤った清掃方法による破損
などです。
原因1は、あまり心配ない原因かと思います。
ゴミを入れないように普段から気を付けてメンテナンスするだけで、対応できます。
原因2は、心配です。
どうしようもないといえるからです。
プロ機の機械ならば、それなりのしっかりした部品を使用するでしょうが、廉価版の機械だと使用する部品価格も低く抑えなければならないので・・・
原因3も、最近の機械では注意が必要かもしれません。
プラグの電極が折れてしまうという故障、以前はほとんどなかったと思います。
ここ最近、見かけます。
正確な原因は分かりませんが、エンジン内の燃焼室内の温度が高くなっているからだと勝手に想像しています。
排気ガス規制のエンジンは燃料の消費を低く抑えています。
パワーを上げようと燃焼効率良くなってきていると思います。
以前のエンジンは、燃料を多めに入れていたので、燃料で冷却しているともいえました。
燃料冷却が出来なくなってきたのでシリンダーの冷却フィンは大きく数が増えてきています。
プラグも熱に耐えられるように、熱価の高いものが使われています。
以前のエンジンよりは、排気ガス規制エンジンの方が高熱にさらされているはずなのでその点は、注意が必要です。
プラグメーカーはプラグは100時間を目安に交換するように言っています。
当然粗悪な燃料を使用していれば、もっと短い時間で交換しなければならないでしょう。
原因4は、強引ともいえる清掃方法です。
電極を曲げてしまうほど力を入れて磨いたり、ガスバーナで電極を焼いたりする方がいるようです。
金属疲労を起こすこともあるので、強引な清掃方法はやめてください。(笑)
汚れすぎているならば、交換したほうがいいと思います。
プラグの価格も最近は少しずつ上がってきています。
しかし、いくら高くなってきたと言っても1000円以下です。(チェンソーなどのプラグ)
ある程度早め早めに交換したほうがいいかもしれません。
1000円を躊躇って、チェンソー買い替えになるよりは、ましだと思います。
オオマチキハンの時は、常連のお客さんばかりだったので、修理の際はプラグ結構交換していました。
プラグを交換したことでクレームを言う方はいませんでした。
北九チェンソーになって飛び込みのお客さんが増えてきて、プラグを交換するのを控えたりしています。
(プラグ交換したことで、クレームを言われたりすることもあります。)
ただ、これからは頻繁にプラグ交換しようと思っています。
たとえ、火花が出ていても使い込んでいると思われるプラグは交換したほうがいいです。
エンドユーザーさんもメンテナンスするときに、プラグ交換もした方がいいかもしれません。
プラグも熱価に注意してください。取説に使用プラグが書いてあるはずなので、それを見れば大丈夫です。
分からなければご購入店へ尋ねてみてください。
ほとんどの販売店が、使用プラグについて答えることができると思います。
もし答えることが出来なかった販売店で購入していた場合は、残念ですがあきらめてください。(笑)
即答できるという意味ではありません。
私も即答できません。
調べてお答えするという事です。
最近は多種多様なプラグを使用しているので、調べなければわかりません。(笑)
プラグ、燃料フィルター、エアフィルター、消耗品です。
汚れたら早めに交換、既定の使用時間で交換するという事を心がけた方がいいと思います。
面倒だと感じる方は、行きつけのお店を作りこまめに点検整備に出すことも一つの方法だと思います。
ネットショップや安売り店で購入する際は、きちんとご自身で管理することをお勧めします。
機械の寿命は延びると思います。
それではまた。
プラグの使用時間は、あくまで目安ですので200時間くらいは持つと思います。
(機械購入後10年プラグ交換などしたことがないという強者もいます(笑))
昔のチェンソーの方が、熱に関しては許容範囲があると思います。
また使用する混合オイルによってもプラグの寿命は変わってきます。
私もプラグ電極の清掃はほとんどしません。
交換するようにしています。
お仕事ですが、すべて自分持ちなのは厳しいですね。
受けの仕事であれば(自営業)いろいろと工夫の仕様があると思うのですが・・・
林業の就業環境は決して良いとは言えないと思います。
木材を商品として使う一番下流の方から立て直さないと厳しいと思います。
桧風呂、節なしの壁材、床材、海外に輸出できればいいのですが・・・
話がそれてしまいました。それではまた。