スチールMS261チェンソーが、第二弾のマイナーチェンジを行いました。
(第一弾のマイナーチェンジは、皆さんもご存じもコンピュータ制御システムの搭載です。)
今回のマイナーチェンジで変更点は、いろいろありますがユーザーさんが喜びそうなところは、軽量化です。
4.9kgになりました。
この質量は、ライバル機550XPと同質量です。
修理屋から見ると結構変わっていて、共用部品が少なくなっているかも
シリンダーが斜めになっている。
等です。
また後で感想を書いてみます。

パッと見はMS261どこが変更になったのかわかりません。

こちら側から見ても気が付かないかもしれません。

シリンダーカバーの形状が変わっています。

こちらから見れば、スプロケットカバーの形状が変わっているのがすぐわかるかと思います。


スプロケット周りの樹脂が変わっています。
スパイクバンパーも変わっています。

スプロケットカバー小さくなっています。
ここで、かなり軽量化を図っているかと思います。

六角ナット部分も薄くなり敬老化を図っています。
新型も当然脱落防止ナットになっています。

黒い色の樹脂製になっています。

旧型もこの部分は樹脂製です。
はめ込み部分の形状は同じような気がします。
旧型もこの部分を黒い樹脂の部品に変更すれば、新スプロケットカバーが取り付けられるかもしれませんね。憶測(笑)

シリンダーカバーを取り外してみました。
シリンダーカバーは形状が変わっていて互換性はありません。旧型新型で取付け不可です。
シリンダーも変わっています。
冷却フィンが変わっているだけではなく、シリンダー自体が傾斜しています。
何故なのか?
いや、ホント面白いです。
いろいろ聞きたいことが、疑問が出てきます。(笑)
シリンダーブロックを新しくするという事は、かなりコストがかかることだと思います。
工場の金型を交換するだけでおさまらないと思います。
組み立てラインの変更、部品在庫の増加など大変かとは思います。
ただ、大変かとは思いますが、性能アップには改良は絶対に必要です。
日本車の目覚ましい進歩は、マイナーチェンジ、フルモデルチェンジのサイクルが早いことが一因ともいわれています。
改良はどこの国でも出来るかもしれませんが、工場で働いている人の自主的な改善は日本独特のものだと思います。
日本に工場作るべきだと常々思っています。(笑)

シリンダー形状が変わっていてこれだけ傾斜しています。
ハスクバーナの550XPもシリンダー傾斜しています。
550XPの時は、層状掃気エンジンになるとロングストロークにならざるを得ない、全高が高くなるとフロントハンドルの径が大きくなる、操作性が悪くなる、それを防ぐためにシリンダーとマフラーのレイアウトをV字型にし、全高を抑えフロントハンドルの径を小さくしたと聞きました。
MS261は旧型新型を比較しても全高にあまり変更がないと思います。
なぜ、傾斜させたのか?
何か理由があるはずです。 これが面白くないわけは、ありません。いや~こんなの見せられるとワクワクしますね。
素人考えでは、軽量化、シリンダーフィンが長くなっているような気がします。
空気の流れが良くなって、冷却性能を上げる等が考えられます。
傾斜させることでピストンの慣性力がフロントハンドルリアハンドルにうまい具合に分散されるのか?
何かいろいろと想像させてくれるではありませんか。(笑)


ドイツ語が話せれば、スチールの開発の人に聞きたいですね。(笑)
企業秘密で教えてくれないでしょうけど(笑)
私は、日本語しか理解できないので、やまびことゼノアの開発の人としかコミュニケーションが取れないです。(笑)
新しいものを、あーでもないこーでもないと頭のいい人が開発しているところを覗いてみたいものです。
新しい素材、新しい構造など何故こうしたのかが分かるとセールストークに使えると思います。(笑)
それがなるほどと思え、実際の作業にもプラスになるという事が分かればなおさら商品のアピールになると思います。
新商品発表会は、技術開発の方も来てコアな所も説明してくれるとワクワクするのでいいと思うのですが。(笑)
新型MS261チェンソー入荷したその日に売れました。(笑)
ただ、まだ旧型MS261CMが在庫があります。
セールで出すしかないですね。(笑)
その時は、フロントハンドル半径を小さくしたいために斜めにしたのかと思っていました。
今回MS261でここまで傾けたという事は、何かメリットがあるのかなと考えてしまいます。
いろいろ尋ねてはみますが、答えてくれるかどうかは分かりません。(笑)
何かわけがあって欲しい所です。(笑)
それではまた。