前回のFS250刈払機のブログ記事にさらに追加します。
当店でFS250をご購入の方(コメント欄)に連絡を取ろうと思ったのですが、保証書を確認した所電話住所の記入がありませんでした。
ハンドル取付け部交換しますので連絡ください。
使用期間が長くなり交換する固定式取付け部が汚れてしまうと交換できなくなりますが予めご了承ください。
スチールFS250刈払機は初期ロットと今現在メーカーから出荷されるものと変更点が数か所あります。
当店では初期ロットが7台ありましたが、すべて販売してしまい新ロットが2台販売しました。
新ロットを初めて販売したときは変更点に気付かず、そのまま販売してしまいました。
カタログの写真と違っていたのでお客さんには不信感を持たれてしまいました。
大変申し訳ありませんでした。

写真左はFS120ですが、初期ロットです。
FS250の初期ロットとほぼ同じものです。異なる点は排気量が違うのでピストンシリンダーの違いだけと言っていいかもしれません。(キャブレターも違うかもしれません。)
比較するだけならばFS120でも問題ないので、並べて写真を撮りました。

パッと見てすぐわかるのはハンドルの幅の違いです。
初期ロットは幅広のハンドルが付いています。
新ロットは日本仕様のものに変更されています。
このハンドルはドイツ本社が小型刈払機日本仕様として開発したものを流用しているようです。
初期のハンドルは大きすぎて使いにくいという声が多くあり日本用として開発したようです。
ただ、幅広のハンドルになれると狭いハンドルが使いにくくなるという声も聞きます。(笑)
幅広のハンドルになれない方がいいかもしれないと思うこともあります。
プロの業者さんは排気量の小さい日本の刈払機も使用することがあるので、ハンドルの大小での違和感が少なくなるかと思います。

コメント欄で問題となったところです。
赤丸のハンドル取付け部これは蝶ネジを緩めてハンドルを縦にして車などに載せやすくするものです。
便利だと思いますが、

これに変更になっています。
4本のボルトでしっかり固定するものになっています。
また、青い矢印部分のハーネス(肩掛けベルト)を掛ける部分も変更になっています。
ハンドル部の取り付け部分は、コスト削減でこうなったと思います。
FS250刈払機は旧型の刈払機で当時は日本未発売でした。
FS200という一型下のものが日本で販売されていました。
FS200の当時の価格は78000円(税抜き)で実売価格でも70000円くらいしていました。
一型上のFS250刈払機は今回54800円(税抜き)という価格です。
排気量40ccオーバーの刈払機としては破格の値段です。
ちなみに新型のスチールFS240刈払機は71800円(税抜き)排気量37.7ccです。
コスト削減は仕方ないかもしれません。
ただ、このハンドル取付け部は固定式のものが良いというお客さんが多くいました。(当店のプロ業者さん)
FS100、FS130、FS200、FS240が同じ可動式取付け部です。
固定式取付け部はなかったのですが、FS26刈払機が発売されてFS26用の固定式取付け部がFS200などに流用できるようになりました。
何人かのお客さんにはFS26用の固定式取付け部を部品として取り寄せ無償で交換していましたが、固定式でも2500円弱位するので今はしていません。(笑)
店舗引っ越しする前はこの可動式取付け部が何個か合ったのですが(交換してのこっってしまったもの)・・・どこに行ったか分からなくなりました。(笑)
プロのお客さんは、可動式もいいけど固定式のシンプルで丈夫な方がいいという方が多かったのです。
FS250初期ロット購入した方の中には、固定式の取付け部に変えてくれと依頼がありましたが、刈払機自体の価格が安いので勘弁してもらいました。(笑)
排気量が大きいし、ハードに使用するケースが多いかと思うので、固定式の方がいいかもしれません。
私自身は固定式になってよかったと思っています。(笑)
もし、可動式のものが良いと思っている方は、お近くのスチール取扱店へ急いで行ってください。
メーカーの在庫には可動式が無いので、可動式は各お店に残っているものだけになります。
当店はFS250刈払機は固定式のものしかありません。
それ以外に変更になったものは

ギアケースです。
旧型はネジ2本で取り付けられています。

新型はネジ1本で取り付けられています。
強度だけを見れば旧型があるかと思いますが、新型のネジ1本でも大丈夫だと思います。
国産排気量40ccオーバーの刈払機も実質の取り付けネジは1本です。

旧型

新型
刈刃取付け時のストッパー棒を差し込む穴が良くなっています。
刈払機を逆さまにして刈刃を取付けるので、ストッパー棒を良く落としていましたが、新型はストッパー棒を止めるストッパーが付いています。(紛らわしいですね)(笑)
これ意外と便利です。(笑)
カバーを取り付ける部分も少し変わっていて、ギアケース自体軽量になっていると思います。

ナイロンカッタ用のこの部品も変更になっています。
当店では、これについてはほとんど説明していません。(笑)
ナイロンカッターで使用する方が多いのですが・・・
これは、無いなら無いでもいいかなと思っています。(笑)
この部分もコスト削減してもいいかなと思うのですが・・・
スチールのプライドで付属させているのかもしれません。
これの使用方法はここでは書きません。
お近くのスチール取扱店で聞いてください。
お店の方と話をして仲良くなってください。(笑)
カタログには初期ロット旧型の写真が使われていましたが、新ロットの取説には変更している写真が使用されています。


来年のカタログには変更した写真が使われるかもしれません。
今回の変更はコスト削減が主なところかもしれません。
でもコスト削減で悪くなっていると一概には言えないと思います。
軽量化になっていると思いますし、固定式取付け部も軽量化とシンプルゆえの耐久性があると思います。
FS250刈払機は当時、USAのカタログにしか載っていませんでした。(私がネットで見ただけなので正確な情報ではありません)
排気量40ccで質量6.3㎏だったので、非常に気になっていました。
日本でもFS200ではなくてFS250を販売すればいいのにと思っていました。(笑)
価格が高くなってもいいから排気量大きい方がいいなと思っていました。
それが、価格が安くなって販売されだしたのです。
GOODです。
問題は、FS240刈払機です。
私は非常にいい刈払機だと思っています。
当店では、スチール同士でぶつかってしまいます。(笑)
ただ、大排気量刈払機どうなんだろうと思っている方や価格や質量で二の足を踏んでいた方に、新FS250刈払機はお勧めかもしれません。
最後に完璧な機械はこの世にありません。
どんな機械にも弱点、欠点があるので購入時にお店の方に尋ねてください。
また、ご自身の使用環境や使用状況をお店の方とよく相談して、FS250刈払機が本当に最適なのかどうかを決めてください。
どういう作業をするか、どれくらいの機械が必要か理解している方は、一握りのプロの方だと思います。
その機械がどんな機械かというのは、販売店の方が若干詳しいかと思います。
ユーザーさんと販売店さんはコミュニケーション取るべきでしょうね。(笑)
支離滅裂で長くなってきたのでこの辺で。
それではまた。
※追伸、
販売店によって、お勧めの機械は変わってきます。
何が正しいかは、わかりません。
いろいろな要因が重なりますので、これが正解というものはないと思います。
すごくいい機械があったとしても部品入手が困難な機種ならばその機械は購入対象からは外すべきだと考える方もいます。
何を選ぶかは難しくもあり、楽しいですね。(笑)
海外の安全基準を満たすために、大きなカバーと取付位置を変更できないような仕組みになっているかと思います。
以前よりこのカバーに関してはいろいろと不満をお客さんから聞いていますが、安全基準のため仕方ないと諦めてもらっています。
スチールドイツ仕様刈払機は、世界安全基準なので日本では使いにくい所も多々ありますが、大型刈払機としては非常に能力が高いと思います。
日本仕様に変更することは無いと思いますので、作業内容に合わせて使い分けるのが良いかもしれません。