チェンソーアートの方や植木職人の方に評価の高い、スチールMS150チェンソーに使用されている1/4ピッチ、1.1mmゲージのソーチェンについてです。
このソーチェンについては、4年ほど前に書いたブログ記事がありますので、そちらもよろしければ読んでみてください。
▼こちらこのソーチェンは1/4ピッチなので、25APと言われる1/4ピッチ、1.3mmゲージのスプロケット(クラッチドラム)で使用できると思われています。
※ガイドバーは25APタイプのものは使用できません。
ゲージが1.1と1.3で異なるからです。
ガイドバーはツムラからカービングバーが出ています。
▼こちらこのページの上二つが1.1mmゲージ用です。
このソーチェン用のガイドバーが出ているので、他メーカーのチェンソーなどで使用している方もいます。
確かに使えないことは無いかもしれませんが、無理をしているかと思います。
スプロケットのスパーのサイズが微妙に違うからです。
このソーチェンを本来使用できるのは、スチールのMS150やスチールバッテリーチェンソーだけなのです。
スチールチェンソーでも通常の1/4ピッチスプロケットだと微妙に違います。
少し説明していきます。

上写真の左スプロケットはMS193チェンソーの通常1/4ピッチのものです。(25APタイプです。)
右はMS150チェンソーのスプロケットです。
両方のスプロケットに掛けているソーチェンは1/4ピッチ、1.1mmゲージのソーチェンです。
左スプロケットの矢印を見てください。
一番左の矢印スパー部にドライブリンクを接触させています。
半周側を見るとドライブリンクとスパー部に隙間ができます。
これが、微妙にサイズが違うという事になります。
右側のスプロケットは、ドライブリンクは同じ間隔です。
左側のスプロケットは他社製チェンソーの1/4ピッチスプロケットのスパー部と同じサイズになります。
左側のスプロケットでこのソーチェンを使用して木を切ることもできます。
(上記リンク先の動画参照)
しかし、ジャストフィットしていないので、削れていると思います。
飛び散るチェンオイルが黒くなります。


動画で使用した後のスプロケットです。
すでにこれだけ跡が付いていました。
使用できないことは無いと思いますが、無理はさせていると思います。
当店では、このソーチェンは25APタイプのスプロケットでは使用できないと言っています。
MS150チェンソー、スチールバッテリーチェンソー以外では使用しないように言っています。
そこでです。
チェンソーアートの方でスチールMS192、MS193チェンソーを使用している方にこのソーチェンを使用してもらえるような方法を探し出しました。(笑)
興味のある方は、お問い合わせください。
▼メール
omk@omkihan.com
スパーのサイズは、全体的に小さいと思います。
パワーの小さいチェンソーであれば、スチール最小チェンを使用している方はいます。
スプロケットの加工は、難しいと思います。また、危険なのでやめておいた方が良いと思います。
当店でも怖いので、加工していません。(笑)