先日、京都で講習会がありました。
屋外での作業が主な講習で、天気が若干悪かったのですが、何とか雨に濡れることもなく終えることができました。
今回の講習会は、あくまでも私の感想なのですが、機械のことをできるだけ理解して販売したいと思っている販売店が参加したのではないかと思っています。
(古くから林業用品を販売している販売店が多かったと思います)
講習時間は2日間で、私など九州からの参加だと交通費と合わせて3~4万円ほどかかりました。
新商品発表会でもありませんし、機械の技術講習会でもありません。
販売店にとっては、直接販売につながる情報や技術ではないかもしれません。
しかし、チェンソーでほとんど伐倒したことがない私がチェンソーのことを説明して販売していることに、私自身なにか足りないのではと思っています。
バイクに乗ったことがない、バイク屋さん・・・
もちろんレーサーレベルのライダーになれとは言いませんが、庭先でエンジン吹かすだけのライダーはどうかな~と思っています。(私自身がそうなので)
まあチェンソーとバイクは用途が違うので一概に比較できませんし、チェンソーの場合気軽に伐倒しようというわけにはいきません。
玉切りは普段からやるのでチェンソーがどれくらい切れるかなど、わかるつもりです。(笑)
伐倒して枝払いして玉切りして、それも現場でとなると経験はほとんどないに等しいです。(見る事はこれまでもしてきましたが)
さて、それでは私の作業です。
切り口をお見せするのは非常に恥ずかしいのですが、恥を忍んでお見せします。(笑)

すごいでしょう。ド素人ですね。(笑)
追い口1/4カットという方法です。
中央部分のツルはほとんど残っていません。
両サイドのツルが残っていたので何とか狙った方向へ倒すことができました。
手間はかかるのかもしれませんが私くらいのレベルならば、突っ込み切りで先にツルをきれいに整えてから、追い口を切る方法が良いのかもしれません。
この切株きれいに切り直そうか迷ったのですが、誰が切ったか他の方は分からないだろうからそのままにしています。(笑)
余りの下手さに笑われてるでしょう。(笑)

大体狙った方向へは倒すことができました。
ここまでは以前もやったことがありました。
ここから先です。
枝払いと長さを決めて玉切り、思ったより大変でした。
まずは足場の悪さ、下草や枝葉の中に足が埋まるので移動が大変でした。
枝払いをしていても場所によってはガイドバーを挟むし・・・。
玉切りの時は集中力もなくなってきて、ガイドバーを挟むし・・・。
大変でした。(笑)
作業はここまでで、この材を出す苦労は味わっていません。林業は大変です。
基礎体力がなければ務まりませんね。
今回はここまででしたが、それでも作業をやってみてこの道具はあった方がいいなと思えるものがありました。
作業をやって疲れてみてしみじみと思いました。
この道具はあった方がいいですよとセールストークの材料を得ることができました。(笑)
材を出すことまで疲れながらやるとさらに必要な道具、道具の重要性を発見できたかもしれません。
林業を経験した人が、機械屋になってもいいと思います。
また逆に機械屋が林業に転向するのもいいかもしれません。
ただ、考えながら仕事をし「カイゼン」を心がけている人でないといい結果は出ないかもしれません。
でも日本人は「カイゼン」が得意なので、林業最先進国になる日も近いかもしれません。
日本発のすごく便利な林業の道具を誰か発明することを期待しています。
お前がやれよと言われそうですが、私には無理です。(笑)
村人さん、出木杉さんクラスの方が発明してくれる事を希望します。(笑)
翌日は刈払い作業でした。
刈払いは私も年に数回小一時間ほどやるので、なんとなくわかっているつもりでした。
今回勉強になったのは排気量の違いで作業性が違ってくるというのを実感しました。
作業性が変わってくるというのは分かっていましたが、使用者が感じるストレスを体験できたと思います。
普段私が使用している刈払機はFS100(排気量30cc)でパワーがある方だと思います。
今回は排気量30cc以下の刈払機を使用しました。(21、24、27cc)
21ccの刈払機は私にはパワーが足りないと感じました。
刈刃の回転が落ちるのが早い、回転を維持できないように感じました。
私の普段の使用時間が短いので、刈払機の重量はあまり苦になりません。ハーネスもデラックスハーネスを使用しているので、肩に食い込むということも感じません。
私の感覚ではFS100が体になじんでいるので、パワーがあった方が作業がやりやすいと感じました。
ただ、これもあくまでも私の感想で、作業内容が変われば違うタイプの刈払機がいいという場合もあると思います。
(できるだけ軽い刈払機が良いと思う現場もあるはずです)
今回の刈払機の実習は6月ということもあり、草が生い茂っているケースではありませんでした。
でもいい経験をしたともいます。
ナイロンカッターも使用しましたが、土が衣服に付いたのか鹿のフンが付いたのかわからないのがうれしい誤算でした。(笑)

宿泊した所

広い公園です。
この近くで実習しました。
現場までの距離が短かったので、幸いでした。
山を長い距離歩くことになっていたら・・・、たぶん作業できなかったと思います。(笑)

本当に林業は大変だと思いました。
ある程度若くて体力があるうちに始めなければ、かなりきついことになりそうです。
私の場合は1年間くらい体を鍛えることから始めなければならないでしょう。それでも時間が足りないかもしれませんが・・・
今回の伐倒講習&実習、私は初めてでした。
講習だけは受けたことが何回かあります。(伐倒、枝払いは見るだけ)
以前はハスクバーナでもJr会という会で、伐倒講習実習をやっていたと思います。
(参加したことがありませんので詳細は分かりません)
今現在はハスクバーナでもこのようなことは行っているのかわかりません。
今度聞いておきます。(笑)

今回の講習実際に使うということができて為になりました。
今度はお客さんの現場に参加させてもらおうかなと身の程知らずな考えも持っています。(笑)
たぶんあまりにも邪魔で危険なので断られるのが関の山でしょう。(笑)
それではまた。
私自身も驚いたと同時に笑ってしまいました。
もう10年以上まったくトレーニングしていないので、体力の衰えかたが予想を上回っていました。(笑)
30台までは馬鹿みたいに体を鍛えていたんですが・・・(笑)
ただ、体力があった時でもやはり大変だったと思います。
体の使い方も分からないし、注意するところなども検討が付かないと思います。
教則本などで勉強することはできますが、実践はまた更に難しい所もあると思います。
もちろん教則本を読んでいて為になることは数多くあると思います。(忘れていたりしますが)
クサビやフェリングレバーなど腰に携帯できるものはあった方が疲れないだろうなと思いました。
(移動がきつかったです)
この作業に材の移動が加わればフックやトング、とびなどもあった方が疲れないと思いました。
アントンセンさんも言っていましたが、疲れないことが怪我を防ぐことにつながるそうです。
納得しました。(笑)
修理は修理屋さんが話好きな方がいいかもしれませんね。
修理後何の話もせずに機械を持ち帰って同じところを壊すというケースもあるようです。
何故故障したかを話すだけで、次回から注意するようになると思うので、故障の頻度は減ると思います。
私も以前は配達などで、修理した機械をお客さんに合わずに配達して回っていた時期があります。
話す機会もないケースが多かったのですが、その時は同じ故障を繰り返す人も多かったと思います。
機械の販売店でも修理を外注しているところは、何故壊れたのかどんな故障だったのかわからないのでアドバイスできないと思います。
当店でも外注の修理を受けたりすることもありますが、そこのエンドユーザーさんと話をすることはありません。
何故壊れたかわからないままだろうなと思うこともあります。
>機械の使い方の悪いお客さんに対して、いかに機嫌を損ねないで
>納得してもらえる様話をするのは一つの才能だと思うんです。
これは私もどうすればいいか考えたことがあります。
ただ、意外と簡単かもしれません。
時間はかかるかと思いますが、まじめにお客さんと接していれば信用されるようになってくるような気がします。(講習会などに参加していることなども信用される要因かもしれません)
これも人と人のお付き合いなので、うまくいく人とうまくいかない人もいます(笑)
商売の才覚も、修理技術も大したことがないので、まじめにきちんとやることを心がけています。
日々勉強だと思っています。それではまた。