オレゴンのスピードカットが発売になりました。(もう一か月くらい経ちますが)
新型ガイドバー、ソーチェンの噂が出てから、かなり経過しましたがやっと出たという感じです。(笑)
USAなどで評判が良くなかなか日本に入ってこなかったということを聞いています。

ソーチェンの材質等は以前のものと同じのようです。
ドライブリンク、タイストラップ、カッターの形状が若干変更になっています。
大きな変更ではなくドライブリンクは穴を無くし溝を切っています。
下画像ご覧ください。



カッター自体の形状は変わりはないようです。
仕上の方法が新しくなっているようです。
切削屑のはけの良さが向上しているそうです。
新品時の目立ての仕上げも以前のものより向上しているそうです。
ガレット部の処理の仕方が大きく違う点かなと私自身は思っています。
ソーチェン見た目は新旧がすぐわかるくらい変更になっていますが、あまり大きな構造上の変化はないような気がします。
切れ味が向上しているとすれば、ガレット部の仕上げで切削屑の排出が良くなったからかもしれません。
私はガレット部の仕上げあまり関係ないかなと思っていましたが、違いがあるのかもしれません。
チェンオイルの保持、巡りやすさが良くなったと思われますので、摩擦などのロスも少なくなっているでしょう。

新型のガイドバーが面白いと思っています。(笑)
新しい技術で製造されているからです。
新しい技術と言っても、すでに他方面で使われている技術なので信頼性も高いと思います。
今までラミネート(積層)ガイドバーの接着は、スポット溶接でした。
それを、接着剤で接着するようにしています。
接着剤を使用することで、異種金属を部材に使用しやすくなったと思います。
ガイドバーを軽量化するために、間の金属をアルミにすることが容易になったと思います。
(異金属接着)
また、接着剤なので全面が接着されるので接着の強さもアップしていると思います。
接着剤を使用することで、私が心配していたのは、熱でした。
ユーザーさんによっては目立てがまずいものがあったりします。(目立てしない人もいます)
切れないソーチェンで切り続けると摩擦でガイドバーが変色するくらいの熱を発生させます。
ひどいものだとガイドバーの溝がビックリするくらい変形し広がっているものもあります。
どれくらい温度が高くなっているかわかりませんが、接着剤の耐熱温度は大丈夫なのか少し心配していました。
ただ、使用されている接着剤が、航空宇宙産業で使用されている接着剤だそうで耐久性耐熱性に問題はないという事でした。
まあ、オレゴンは世界トップメーカーなので、それくらいのことは私が心配する前にきちんと考えていると思います。(笑)
スポット溶接から接着剤に変更する際に、いろいろな条件を考慮していると思います。
私が考え及ばないこともきちんと精査しているはずですね。(笑)




接着方法以外にもいろいろと変更しているところがあり、面白いと思います。
軽量化と耐久性アップを両立させた新しいガイドバーだと思います。
▼スピードカット・ガイドバーこちらガイドバー先端4リベットタイプと5リベットタイプがあります。
その記述がないものは、4リベットのみになります。
同じ長さで、4リベットと5リベットのガイドバーがある場合、スチールチェンソー用で用意されているのは5リベットのみになります。
▼スピードカット・ソーチェンこちら最後になりましたが、ユーザーさんの使用感をご紹介します。

排気量40~50ccクラスのチェンソーにいいかと思います。
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