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ハスクバーナXPオイル

ハスクバーナXPオイル実店舗でやっと10本近く販売できました。(笑)
まだ、販売しただけでユーザーさんからの評価は上がってきていません。

ハスクバーナLS+よりはいいと思うので、自信を持って販売しています。(笑)

当店は、全国的に見ても数が少ないお店かなと最近思っています。
スチール、ハスクバーナゼノア、やまびこなど主なチェンソーメーカーと取引があり、この三社に関してはそこそこ取り扱いがあるといえます。
その他のメーカーとも取引はありますが、チェンソーに関してはこの三社です。
この三社と取引がある販売店は結構あると思いますが・・・

チェンソーの仕入れ数、メーカー間で差はありますが、えこひいきで偏った販売はしていません。
そのクラスでいいと思うものをお勧めしています。

最近はこういうお店少ないのかなと思います。(笑)
どこかのメーカーに偏って販売している所が多いような気がします。

話がそれました。

オイルに関してもこの三社のオイルを取り扱っています。

一番販売しているのはハスクバーナLS+オイルです。
これは、オオマチキハンの時代から30年販売しています。(私自身25:1のオイル販売したことがない)

いい混合オイルです。
性能的に見ればLS+より上のオイルはありますが、この性能でのコストパフォーマンスが高いので一番売れています。

その次がHPスーパー、HPウルトラ、ゼノア50:1オイル4L、やまびこ50:1オイル20Lでしょうか。(オイルのリッター量)

最近はHPスーパーとHPウルトラが逆転しそうな感じです。
HPウルトラの評価が高いのです。
ユーザーさんからの評価を聞くと「そうなんですか~」と感心することもあります。(笑)
※対面販売はこういう所が面白いですね。
お客さんとお互いに情報交換できるところが楽しいです。


ただ、販売量はLS+が圧倒しています。
北九州近郊ではLS+オイルの評価は高いと思います。
(ダテに30年販売し続けていないです(笑))

LS+オイルの対抗オイルはHPスーパーになるかと思いますがHPスパーが劣っているわけではありません。
やはり価格です。
当店販売価格で1Lで約1000円の差があります。
これが大きいです。

ただ、1000円高くてもHPスーパーを購入するお客さんもいるという事です。
そのお客さんがスチールファンという事もあるでしょうが、HPスーパーを購入するお客さんは、ある点が優れているといいます。
しかもリピーターなのでその評価も信頼性があります。(1000円高くてもリピーター)

※何故、リピーターなのか?
各々お客さんにとって重要視している点があるということです。
潤滑性能、エンジンに優しいという意外で優れている点があるという事です。


少し話を変えます。
ハスクバーナXPオイルは100%化学合成オイルです。
スチールHPウルトラオイルも同様です。

化学合成オイルは何がいいのか。
天然鉱物オイルの方が響き的に天然なので良さそうな気がしますが(笑)
鉱物オイルもいいものはあります。産出する場所によってはかなりいい天然鉱物オイルもあるようです。

しかし、品質を高めようとしている化学合成オイルには天然鉱物オイル勝てないかと思います。
化学的に精製合成しているので、不純物が非常に少ないのです。

内燃機関の燃焼という事だけを考えると、混合オイルは無い方がいいのです。
混合オイルは燃焼だけを考えると不純物以外の何物でもありません。

しかし、エンジンには潤滑油が必要です。宿命。
4ストロークエンジンにはオイルパンにオイルを入れオイルを循環させています。
2ストロークエンジンは構造上循環させることが難しく分離給油するか、ガソリンに混合オイルを混ぜるかしています。

ガソリンにわざわざ不純物を混ぜている訳なのです。(潤滑のためには仕方がない)

「燃焼させるものに、不純物を混ぜる」
その不純物の性能や性質、重要だとは思いませんか。

不純物は
・混ぜる量、少ない方がいい。
・潤滑性能高い方がいい。
・燃料の燃焼を妨げない物がいい。
・燃焼後のカスは少ない方がいい。

こういう点が挙げられます。(これ以外にもあります)

混ぜる量は少ない方がいいので50:1のオイルが良いといわれています。
(100:1のオイルもありますが、これは各チェンソーメーカーが使用を推奨していません注意してください

100%化学合成オイルは、潤滑性能アップさせることができると思いますが、それよりも燃焼した際に問題となる物を取り除いていると思います。

それと、最近は排気ガス規制というものもあるので、それをクリアするために添加剤をオイルに混ぜています。

そのような添加剤も厳しく高品質のものを適量添加していると思います。

良いオイルの見極め方ですが、公的機関のISOやJASOの規格があります。

ここでは日本の規格のJASOで少し書いてみます。

JASOの規格にはFB、FC、FDが今現在あります。
私もこの規格に精通しているわけではなく、詳細は正直なところ分かっていません。
ただ、排気白煙のきれいさを評価していると私なりに解釈しています。

本来はもっといろいろなことをチェックしてそれに適合しているかどうかで、グレードが決まってくるのだと思います。

JASOのこの規格だけでいうとFDが一番いいです。

ただ、ここで注意が必要なことがあります。
その一つは、FDとFD級は違うという事です。

どちらもFDで同じじゃないかと思うかもしれませんが、FD級のオイルの中には一ランク下のFCに劣るオイルもあり得ます。

級と書いてあるものは、JASOの機関の正式なチェックを受けていないようです。
JASO機関のチェックを独自に行い。
FD合格ラインのいくつかの項目のうち合格点もあれば合格点付近のものもある。
合格点でない項目も何個かあるが、ほぼ合格点という意味で、FD級と記載することもあるそうです。

FCと書いてあるオイルはJASO規格で一つでもFD規格に合格していなければFCという事になります。
他のFD規格を高いレベルでクリアしていても、一つでもFD規格ギリギリクリアしていなければそのオイルはFCになります。

FDグレード、FD級と書いてあっても、FCのオイルより劣る可能性もあります。

いや~、紛らわしいですね。(笑)

JASOの等級はオイルの性能をきっちり選別しているわけではないという事です。
しかし、一つの目安と思っていいでしょう。


今現在はハスクバーナLS+オイルもハスクバーナXPオイルもJASO-FDになります。

数年前まではLSオイルがFCで(その後FD)、XPオイルがFBでした。
JASOの等級でいうとLSオイルが上になりますが、当然XPオイルが性能的には上です。

当時、HPスーパーだけがFDだったような記憶があります。(私の記憶なので正確ではありません)

今現在でも、スチールHPウルトラはJASO-FBかもしれません。

たとえJASO-FBだったとしてもHPウルトラが、HPスーパーより劣っているとは思いません。
そんなに心配することは無いでしょう。
スチールが自社最高級オイルと謳っているのでいいオイルだと思います。

JASO-FB、FC、FDは排気煙の指標になっています。(それ以外にもあるかもしれません)

オイルにある添加剤を入れると、簡単にFDレベルはクリアできるのです。

しかし、オイル添加剤を入れるという事は、不純物が増えるという事になります。
実際、その添加剤は燃焼や潤滑に少なからず影響を与えるようです。

各メーカー添加剤の品質を高めて悪影響を少なくしていると思います。
そうすることによってオイルの価格に跳ね返ってくるでしょう。

スチールのHPウルトラオイルがFDをクリアしていないという事は、ある意味排気煙よりも燃焼や潤滑性能の方を重視したのかもしれません。(HPウルトラは高品質なので排気煙もそこまで汚れていないともいわれています)

ハスクバーナXPオイルがFBからFDになったので、排気煙は良くなったが燃焼、潤滑性能が下がったとはいいません。
私にはわからないです。

ただ、両立させるような新たな添加剤を入れているのかもしれません。
わざわざ、性能を犠牲にしてまでFDをクリアしないでしょう。
ハスクバーナの最高級オイルなのでFDを修得するために、潤滑性などを犠牲にすることは無いでしょう。


当店は、ハスクバーナもスチールも両方のオイルを販売しています。
国産メーカーのオイルも販売しています。(チェンソーメーカーが自社ブランドで出しているもの)
どのオイルが優れているか。正直分かりません。

ほぼ、同等なのかもしれません。
私が一つの目安にしているのが、価格です。
高ければコストがそれだけ掛かっていると思うのでいいものだと思っています。(笑)

世界の二大メーカーが出す最高級オイル
XPとHPウルトラ、使い比べてみるしかないでしょう。
実際に使用するしかないと思います。

我々販売店では判断できるくらいの使用頻度も機械使用作業経験もないのであてにならないかと思います。(笑)
実際に現場で使用する方たちの使用感を待つだけです。(笑)

私はオイルの良し悪しは、ブロワを長時間、長期間使用する方が良くわかるのではないかと思っています。
ブロワはその使用上フルスロットルで長時間使用します。
単位時間内の燃料消費量も一番あるかと思います。(ブロワの燃料タンクは大きい)

私が言えることは、ハスクバーナLS+オイルは良いオイルです。
そのオイルを30年くらい販売してきて、お客さんからいい評価を受けています。
そのオイルよりもXPオイルは良いオイルだと思います。

XPオイル、HPウルトラオイル、どちらが優れているかと言われると、わかりませんと答えるしかないです。

当店はどちらのオイルも取り扱いがあるので、どちらが優れていても大丈夫です。(笑)

一週間かけて書いてきたので、支離滅裂な所や読みにくい所もあるかと思いますがスミマセン。

次回は、良いオイルを使用しても使用方法を間違えると・・・を書いてみます。


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    [C1376] Re: タイトルなし

    こんにちは、FB、FC、FDは排気煙と排気閉塞性の度合いを表しているといっていいでしょう。
    あくまでも私の理解の仕方ですが、排気系の汚れ方を問題にしている指標で、エンジン内部の汚れクランク室は掃排気系の汚れ方にもFDの方が優れているというわけではないのです。

    新しい優れた添加剤が開発されているというならば、両立しているかもしれませんが、あちらを立てればこちらが立たずという感じになっています。

    いろいろな資料がメーカーから出ていますが、一応そういう資料は公開することができません。スミマセン
    ネットで排気閉塞性と検索するといろいろ出てくるかと思います。

    スチールのHPウルトラも今のところFBですが、近い将来FDになると思います。
    先進諸国の規制が厳しい国ではFDでなければ使用できないという事になるからです。

    FDとかの指標は排気ガス規制に対する能力であり、エンジンに対する潤滑性能、性能アップにはあまり関係していないと思っています。

    ただ、FDは確かに排気煙がきれいなので、環境に優しいオイルになります。

    高品質の添加剤を使用しないと、逆にエンジンにダメージを与えるので厄介です。

    価格が安くてFDクラスの排気煙であればそれは安い添加剤を使用している可能性が高いと思います。

    FDと記載があればすべての面で高品質であるとは一概に言えないのです。

    ただ、ハスクバーナLS+とXPはかなりいいオイルだと思っています。

    正直言うとHPウルトラは排気煙が多いので見た目で印象が悪くなるかと思います。
    早くHPウルトラもFDになるといいのですが、その時はそのほかの性能を落とさずにFDをクリアしてほしいと思っています。

    最後に、オイルの性能については私は専門家ではないので、少ない上っ面の知識で書いています。
    正しい情報とは言えませんので予めご了承ください。スミマセン
    • 2017-07-18 16:02
    • チェンソーヤ
    • URL
    • 編集

    [C1374]

    JASO M340〜343、及びM345が2ストロークオイルの規格ですね。基本的にはISO規格に準拠しているようです。

    ・各グレードとも潤滑性は基準指数95以上と等しい。

    ・清浄性では60分間評価法でFB規格は85、FC規格は95、FD規格は180分間評価法で基本部分125、ピストンスカート部分95。

    ・排気煙と排気系閉塞性ではFBがいずれも45に対し、FC、FDはともに排気煙85、閉塞性95。

    大まかにこのように規定されているようですね。結局のところ、長期間使ってオイルが原因となるエンジン内部の汚れ方がが1番少ないのがFD規格品という事でしょうか。
    • 2017-07-15 22:09
    • ひっちっち
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