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各社バッテリーチェンソー

各社からバッテリーチェンソーがいろいろと出てきました。
今回はその中でもスチール、ハスクバーナ、マキタ、オレゴンのバッテリーチェンソーについて書いてみたいと思います。

バッテリーといえば、日立とリョービの商品も気になるところですが、取引がなくフラッグシップのバッテリーチェンソーも見たことがないので省かせていただきます。スミマセン


チェンソーメーカーが出した最初のバッテリーチェンソーといえばスチールの商品になるでしょう。

MSA160というチェンソーが最初でしたが、今はMSA200というチェンソーも出ています。
工具が無くてもガイドバーとチェンが取付け取り外し調整ができます。(ツールフリー)


ハスクバーナ536LiXP

ハスクバーナは脱落防止のナット式です。
プラグレンチが必要になります。


マキタMUC353
こちらもツールフリーです。


オレゴンCS300
こちらもツールフリーです。
オレゴンの自動目立てのシステムパワーシャープの機能も内蔵されています。


ハスクバーナだけがガイドバーチェンお取付に工具プラグレンチが必要になります。
私的には、ナットで取り付ける方がいいと思っています。
ツールフリーのシステムはどうしても複雑になるので、質量が大きくなるし、壊れやすいと思います。

ナット式はシンプルなので簡単です。
チェンソーを使用する時はプラグレンチくらいは携帯しているはずだと思いますし、工具なしでチェンソーを使用するという事自体、心配です。

車のボンネット開けたことない方でも車を運転します。
バッテリーチェンソーもエンジンではないので、エンジンの知識が無くても使用できます。

簡単に使えるようになりました。
しかし、やはりチェンソーは危険な道具です。

プラグレンチを使って手入れが必要だと思うくらいがいいのではないかと思っています。(笑)

エンジンチェンソーではプロ機はほとんどナット式です。
信頼性も高いといえます。

でも、市場の流れはツールフリーになっているかと思います。
一つの売りになっていますし、便利だという事もあります。


メーカー発表のスペックです。
スチール

標準バッテリーの質量が1.7kgになります。

ソーチェンスピードは16m/sになります。


ハスクバーナ

標準バッテリーの質量は1.3kgになります。

ソーチェンスピードは20m/sになります。


マキタ





バッテリー単体の質量は670gになります。(当店で実測)
2個使用するので1.34kgになります。

ソーチェンスピードは20m/sになります。



オレゴン

バッテリーの質量は分かりませんでした。

ソーチェンスピードは14.2m/sになります。


バッテリーの電圧はオレゴンが40V、スチール36V、ハスクバーナ36V、マキタ18V×2=36Vになります。
バッテリーの質量はバッテリーの容量になると思っていいでしょう。(重い方が長持ち)
バッテリーについては、また後ほど

本体、バッテリー装着時の質量は、ハスクバーナ3.7kgが一番軽いです。
他の3社は5.0~5.4㎏になります。
標準バッテリーの容量を考えてもハスクバーナが一番軽量だと思います。
1kg位軽いので何故なのか知りたいところです。

※今回紹介したチェンソーのモーターは、すべてブラシレスモーターです。



マキタのカタログを見てもらうと赤いチェンソーがありますが、25APソーチェンを使用するものが赤いチェンソーのようです。
これに関しては、色を変えないでほしかったと私は思いました。

マキタブルーにこだわって欲しかった。(笑)
この色はマキタだ!と
なかなかいいバッテリーチェンソーなのでマキタブランドカラーで行ってほしかった。(残念)

それとガイドバーの長さで、チェンソーの型番が変わるので、お客さんとコミュニケーションをとるときに非常にわかりづらいです。(笑)
ガイドバーの長さやソーチェンのタイプは作業内容で変更することもあるので、チェンソー本体の型番を決めてほしい所です。(笑)

当店ではマキタチェンソーで25APタイプでマキタブルーでほしいという方には、マキタブルーで対応します。(笑)

マキタブルーは山の中で目立たないかもしれませんが、この色は他社との差別化にいいと思います。(笑)



各社のソーチェンスピードは14.0m/s~20.0m/sと速度差があります。

スチールMSA200の16.0m/s、ハスクバーナ536LiXP、マキタMUC353の20.0m/sはモーター回転数はほぼ同じかなと思います。
なぜかというと
ハスクバーナとマキタは3/8ピッチでスプロケットのコマ数が6Tの時にチェンスピードが20m/sになります。
スチールMSA200は1/4ピッチでスプロケットのコマ数が7Tの時のチェンスピードが16m/sになります。

ハスクバーナ536LiXPにも1/4ピッチスプロケットが用意されています。
そのスプロケットはコマ数が8Tになります。
その時のチェンスピードは約18m/sになります。

マキタMUC353の1/4ピッチはコマ数が9Tになります。
その時のチェンスピードは約20m/sになります。

スチールMSA200の1/4ピッチスプロケットが8Tであったとすると、チェンスピードは約18m/s、9Tであれば約20m/sになります。

スプロケット自体はコマ数が多くなれば、大きくなるので強度的には有利になります。(質量は大きくなりますが)

スチールがコマ数を7Tにしたのには何か理由があるのかもしれません。
(私なりに考えていることがあるのですが間違っていると恥ずかしいのでここでは書きません(笑))

ソーチェンのサイズやガイドバーの長さ、想定する作業の内容などをいろいろと考えて設計しているのだと思います。

ただ、ソーチェンスピードが速い方がいいという作業は、あります。

一つはチェンソーアート、そして植木屋さんの剪定作業です。

チェンソーアートはソーチェンスピードがある方がいいとよく聞きます。
チェンソーアートやったことがありませんが、なんとなく理解できます。(笑)

剪定作業はスピードが遅いと切っている最中に枝が折れる場合があるそうです。
切り方で回避することは出来ますが、ひと手間掛かってしまいます。
そのひと手間が、バッテリーの持ちやソーチェンの摩耗、ひいては肉体的な疲労につながるかもしれません。

各メーカーさんから3/8ピッチであれば6T、7Tのコマ数、1/4ピッチであれば7T、8T、9Tのコマ数のスプロケットを用意してもらえるとすごく選択肢が増えていいと思います。
作業内容によってトルクフルな方がいい場合とソーチェンスピードがある方がいい場合といろいろあるかと思います。

ちょっとした部品をそろえることで、お客さんのニーズにうまく答えられると思います。

特にプロの方に使用してもらう、トップハンドルチェンソー用のスプロケットはいろいろな種類があった方がいいと思います。

私としてはスチールのトップハンドルチェンソー用の1/4ピッチ8T、9Tが欲しいです。(笑)

スチールは対面販売をメインに考えているので、お客さん一人一人に合ったスペックのチェンソーを紹介できるかと思います。

オールマイティーなチェンソーがあればいいのですが・・・無いです。(笑)
でもオールマイティーなチェンソーがあれば我々販売店の存在意義は・・・減るかな(笑)





バッテリーチェンソーの時代になって、エンジン式と比べて故障件数が減り、我々修理もする販売店厳しくなるかなと思ったりもしましたが、いろいろな作業内容に合わせて最適な部品の組み合わせを提案したりすることで、存在意義が出てくるかと思います。

各メーカーさんにいろいろな部品を用意してもらいたいです。(笑)

また、カッティングシステム製造メーカーさんにもいろいろなバッテリーチェンソー用の部品も開発してもらいたいです。(笑)

シークレットブログ(限定公開のブログ)の方でもう少し突っ込んだことを書いてみたいと思っています。

それでは


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