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レスポンス

前回のブログ記事のコメントで、レスポンスという語句が出たので、昔話を思い出しました。
レスポンスは応答するとか反応するという意味です。

ガイドバーの長さで最高回転数時のソーチェンスピードは、見た目や感覚で分からないと思います。(私は分かりません(笑))
ただ、ガイドバーが長ければそれに伴い負荷は大きくなっています。
チェンソーのパワーはその分ロスしています。

大排気量チェンソーで70cmガイドバーと75cmのガイドバーでは、パワーのロスを感じることはあまりないかもしれませんが、小排気量でチェンソーで5cmの差はパワーロスを感じやすくなるかと思います。(私には難しいかもしれませんが)(笑)

試したことは無いのですが、どなたか実験してもらいたいです。
排気量40cc位のチェンソーにガイドバー45~50cmのガイドバーをつけたものと、排気量35ccクラスのチェンソーに30cmのガイドバーをつけたもので同じ木を切比べしてみるのも面白いかもしれません。(笑)

さて、レスポンスに関する昔話です。

ハスクバーナ346XPに排気量45ccものがありました。
というか最初は45ccしかありませんでした。
その後NEという名がついて排気量50ccが発売されました。

日本では45ccと50ccがしばらく併売されていました。

価格差もありましたが、排気量5cc違うので私はNEの方をお客さんに勧めていました。

しかし、お客さんの中には45ccの方がいいという方も少なからずいました。
何故だかわかりますか?
最高回転数はほぼ同じでした。

レスポンスが違ったのです。
排気量45ccの方がピストンが小さいです。
慣性の法則で加減速は質量が小さい方が速いです。

分かる人には、分かるレスポンスの差だったようです。
ほんの少しの差だったと思いますが、作業内容によっては長時間作業するとストレスになるようでした。

それを聞いて、レスポンスは重要なんだと思いました。
実際ハスクバーナはレスポンスを重要視していて、他社とは違う仕組みを採用していました。
(秘密です。当店ご来店時にお尋ねくださればご説明します。姑息な手段で集客を考えています。)(笑)
このようなちょっとした豆知識をハスクバーナの故石川さんから良く教えてもらっていました。

ハスクバーナのインストラクター アントンセン氏も短いガイドバーを使用してレスポンスを重要視していたようです。
また短いと軽くなり取り回しもしやすくなるので、体に対する負担のことも考えていたと思います。


私が、コンピュータ制御のチェンソーを勧めているのは、レスポンスが良いからという事もあります。

排気ガス規制が始まり、アイドリングからのレスポンスが悪くなり、加速ポンプなどの仕組みが採用されましたが、加速ポンプが付いても排気ガス規制前のキャブレターのレスポンスには劣っていました。
加速ポンプが摩耗してくるとレスポンスは更に悪くなり、使い物にならないようになります。

加速ポンプを交換修理すれば回復しますが、経年劣化でだんだんレスポンスは悪くなってしまいます。

草刈機はチェンソーほどレスポンスを重要視しませんが、チェンソーのレスポンスワンテンポずれるほどあるとホントストレスが溜まります。(笑)

コンピュータ制御チェンソーが出た時レスポンスの良さにこれだ~と思いました。(笑)

※最近の加速ポンプ付キャブレターはかなり改善されてきていると思います。
スチールMS261のコンピュータ制御じゃないチェンソーのレスポンス良くなっているのでびっくりしました。
ただ、私のところはMS261はコンピュータ制御仕様しか販売しません。(笑)
どうしても通常キャブが良いという時はお取り寄せします。(笑)


プロのお客さんとのコミュニケーションでレスポンスが重要になる作業があるという事を教えてもらいました。
プロのお客さんは、使用時間が長いので機械に対する情報をたくさん持っています。
私は教えてもらうばかりではいけないと思い、いろいろと情報収集しています。(笑)

プロの方ばかりが情報を持っていると思うかもしれません。
私もそう思っていました。

一般のお客さんも情報持っています。

ひとつ例を
主婦の方にバッテリー刈払機を販売しました。
その当時、バッテリー刈払機は30~60分くらいしかバッテリーが持ちませんでした。
私自身がまだまだ使い物にならないと勝手に判断していました。

しかし、その主婦の方から教えてもらいました。
30分しか持たないから、「助かっている」 30分なのでそこが良いというのです。
私は?でした。(笑)

何故かというと、いくら刈払機を使用していても、その主婦の方には体力的につらかったようです。
エンジン式は1~2時間作業することもあったそうです。
そうすると体が疲れて、翌日は何もしたくないといっていました。

バッテリーは30分しか動かないので、体に無理が来ないというのです。
目から鱗でした。

バッテリー刈払機のセールスポイントになると思いました。(笑)

話がそれました。


レスポンスは、重要だと言いたかったのです。(笑)

それではまた。


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