ハスクバーナ560XPチェンソー
2011年12月の発売でしたから、6年半ほど経過しています。
フラッグシップのチェンソーですし、だいぶ改良が進んでいるかと思います。
いろいろとありましたので・・・
まあ、ハスクバーナ242XPも346XPも発売当初は、いろいろありました。
その当時もメーカーや各販売店が、対応し5~6年で発売当初の不具合は改良していたかと思います。
当時は私も対応に忙しかった気がします。(笑)
ハスクバーナ560XPチェンソー当店ではあまり販売できませんでした。
ネット通販で購入された方が多かったような気がします。
(並行輸入品も)
国内では排気量60㏄のチェンソーそんなに売れているとは思えませんが(排気量40~50㏄と比較して)

ハスクバーナ560XPチェンソーで評判が悪かったのは、アイドリング時にエンストする、そしてその後の再始動が悪い。
(再始動はハスクバーナの癖を理解していれば、対応できます)
それにはいろいろ原因があり、一つ一つ解決してきたと思います。
物理的な改良もありましたし、ファームウエアのアップデートも複数回ありました。
高品質なオイルを使用した混合ガソリンを使用すると エンストが減るという事例もありました。
今回販売した560XPは最新のファームウエアでした。
しかし、最初のセットアップをしたほうがいいとのことでそれを行います。
まあ、いつもやっていることなのですが(笑)
セットアップ用のガイドバーチェンを取り付けています。

セットアップはやったほうが、確かにいいような気がします。
アイドリングが安定したような気がします。
(エンジンが温まって安定したのかもしれません(笑))
エンジンの調子的には問題なさそうなので、お客さんに納品できます。(笑)
※実は数か月前、ハスクバーナT540XPチェンソーで試運転セットアップしていて調子が悪いものがありました。
お客さんに納品する前でしたので、トラブルにはなりませんでした。
新しいT540XPとメーカーさんに交換してもらい、それは試運転セットアップを行って問題ありませんでした。
Auto Tuneは納品前に試運転セットアップは必須かと思います。
それをすることで、不具合のあるチェンソーを市場に出さないということになります。
販売店がチェック機関になって、最終のセットアップをやることによって、商品の評価が下がらないようにする効果があると思います。
当然、ファームウエアは最新のものかどうか確認しなければなりません。
最新でなければ、必ずアップデートしたほうがいいでしょう。
メーカーがやってくれるのがいいのかもしれませんが、この業界は昔から納品前の試運転点検は、販売店がやるのが当たり前です。
(当然メーカーも検品などのチェックはしています)
すべてメーカーにやってもらうと、販売店はセールス能力が付かないと思います。
話がそれました。

発売当初は、80μのエアフィルターでした。
その後、40μになり、今現在は20μになっています。
豆知識
ハスクバーナの新品のエアフィルターはメッシュ部分がヨレヨレです。
ヨレヨレは新品だと思っていいです。(笑)
古くなると徐々にピンっと張ってきます。
メッシュタイプはコンプレッサーで掃除するときれいになるので、交換の目安がわかりずらいです。
ピンっと張る具合を交換の目安にしてもいいかもしれません。
汚れが落ちない時も交換してください。
何故ピンと張るのかは、内緒です。(笑)(正しい情報かどうかわからないので公開できません)

それと、六角ネジ(ヘックス)からトルクスネジに変更されています。

私は、大歓迎です。
ヘックスよりトルクスのほうがネジをなめにくいからです。
ヘックスはいくらいい工具を使用してもネジのほうの六角が丸くなり、工具が利かなくなることがあります。
トルクスは星型なので、工具とのかみ合わせがしっかりできると思います。
トルクスの注意点は、工具がシャバイとだめです。
いい工具を使用しましょう。
▼工具ハスクバーナやスチールが販売しているトルクスレンチはいいです。
私も修理で使用しています。
▼3本組トルクスレンチ国産のトルクスレンチですが、これもいいです。
価格は高いですが、これくらいの値段がしないとダメなのかもしれませんね。
チェンソー用の3本組トルクスレンチなのですが、何故3本組なのか?
それは、次の豆知識で(笑)
この3本組トルクスレンチの注意点は開いて使用するので、力が入りやすいということです。
加減が必要かと思います。

※豆知識
3本組のトルクスレンチのサイズはT20、T25、T27です。
スチールはT20とT27のネジを採用しています。
ハスクバーナ560XPチェンソーはT27です。
T25のトルクスは昔ハスクバーナが採用していたネジです。
ハスクバーナもトルクスネジを採用していた時期がありました。
そして、ヘックスネジに戻り、これからT27のトルクスネジになっていくのだと思います。
あくまでも私の思い込みですが、T25のトルクスレンチは小さいので、強度が足りなかったのかもしれません。
また、スチールがT27のトルクスネジを使用していたのも少なからず影響していたかもしれません。
T25のトルクスネジにはT27のトルクスレンチがはまりません。T27トルクスレンチが大きいからです。
T27のトルクスネジには、T25のトルクスレンチがはまります。
サイズはあっていないのですが、掛かりがあるので回すことができるのです。
実際私も何度か使用したことがあります。(面倒だったので)
サイズが合わない工具で無理やり回すので、トルクスレンチが欠けたりしました。
ヘックスレンチはサイズが合わなければ、使えないので サイズ違いという問題はないのですが・・・
まあこれからはT27のトルクスでこの業界が統一してくれると助かります。
トルクスはネジのほうにゴミがたまりやすいという欠点があります。
ネジを回す前に必ずゴミを落としてから回すようにしましょう。
いくら高価ないい工具を使用していても、破損する可能性が高くなります。
最後にハスクバーナのコンピューター制御はファームウエアがたまに更新されます。
加速時、負荷がかかっている時、不具合の修正など最新最適な書き換えが行われていると思います。
使い心地に不都合がなく使用上に問題がなければ、ファームウエアの書き換えはユーザーさんの判断にお任せします。
逆に不具合があるから、ファームウエアを書き換えたいという場合。
ファームウエアを書き換えても症状が改善しない場合もあります。
原因が物理的な場合もあるからです。
この場合は、いろいろテスターを使用してチェックが必要になります。(物理的なチェック)
かなり面倒です。(笑)
購入店経由でやってもらうほうがいいと思います。
販売したお店のほうが責任をもって対応してくれるからです。
それではまた。
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