先日、デモ機を触らせてもらいました。
第一印象は、意外とコンパクトにまとまっていると思いました。
エアフィルター部が550XPと550XPMark2では、異なるので違和感あるかなと思いましたが、思ったより感じませんでした。
並べてしまえばシリンダーカバー膨らんでいると感じるかもしれませんが。




パッと見は、クランクケースやシリンダーが変わっているとは思えませんでしたが、パーツリストを見ると部品番号も違うし、全く新しい物のようです。
クランクシャフトも異なるようです。
(パーツリストの展開図は同じに見えましたが、番号が違いました)
エアフィルターやキャブレターは見た目で違うとわかります。
同じ部品を使用しているところは少ないのでしょう。
550XPのマイナーチェンジということではなく、全く新しいチェンソーだと思ったほうがいいでしょう。




キャブレターまわりは、混雑しています。(笑)
最近のチェンソーはどのメーカーもキャブレターまわり混雑してきました。
出来るだけコンパクトにしたほうが取り回しはしやすいでしょう。
そして、設計もスーパーコンピューターで立体的にイメージしながらできるので、詰め込みやすいのでしょう。
しかし、混雑すると修理で分解するときめんどくさくなります。(笑)
汚れを掃除するのも大変になるのです。(笑)
550XPMark2チェンソーの専用修理工具どれくらいあるのか?
混雑していると、専用工具がないと修理が難しくなる。
また修理の投資が・・・(笑)
まあ、修理屋としては専用工具を必要とするのは、OKだと思っているので専用工具買います。
安ければいいのですが・・・
専用なので高くなりがちなんです。(笑)


550XPから550XPMark2になって、喜んでいるのは、パソコンとの接続がやり易くなったと思われるところです。
接続端子が上に来たことで、指が太い私はすごくうれしいです。(笑)


コンピュータ制御のチェンソーで重要だと思っているパーツがあります。
エアフィルターです。
密着度は高そうです。
エアフィルターもガッチリ作られていて2分割できないタイプです。
2分割できるのは掃除がしやすいですが、その分隙間ができるのでゴミが侵入しやすくなります。
ただ、このデモ機はメッシュタイプでした。
メッシュタイプでも2重構造のようでしっかりしているようです。(2重構造かどうかわかりません。私が思っているだけです)

メッシュフィルターは寒冷地では必需品になります。
紙フィルターじゃないのが少し残念でしたが、パーツリストを見るとノンウーブンタイプのものもありました。
ノンウーブンタイプのエアフィルターは、ごつい不織布のようなフェルトみたいなものです。
紙フィルターと同じものだと思います。
ノンウーブンフィルター、紙フィルター、スチールのHD2フィルターは寒冷地では不具合を起こすことがあります。
キャブレターに霜が付くくらいの低温湿気が多いときは、エアフィルターが凍り詰まってしまうそうです。
九州は滅多にそのようなことがないので、不具合の事例あまり聞かないのですが、寒い地域は結構起こる事例のようです。
寒冷地ではそういう事例があるので、メッシュフィルターを使用する方もいるそうです。
季節によって使い分けるといいかもしれませんね。
このデモ機を見てエンジン始動時に、デコンプを探してしまいました。
付いていませんでした。
デコンプついていませんが、普通の大人の人であれば問題なくエンジン始動できるかと思います。
デコンプは圧縮を抜くのでスターターロープを軽く引けるようになります。
非力な方はスターターを引くスピードを落とさず引けるのでいいと思います。
デコンプがあれば、エンジン掛けやすいと考えてしまうでしょう。
しかし、スターターロープをしっかりスピードを維持したまま引ける力があるなら、デコンプはないほうがエンジン始動しやすいのです。
ハスクバーナ550XPMark2チェンソーはある程度体力がある方にお勧めです。
新型機械といっていいでしょう。
パワーはあるという評価を聞きます。
そしてこれから、どのような評価が上がってくるか。(笑)
各メーカーいい機械を出して切磋琢磨していってほしいです。
期待しています。
チェンソーはエンジンで動いていますが、木を切るところは刃物です。
最終的には刃物の切れ味が重要になります。
ダメージがひどい刃は、目立てが大変になります。(笑)