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チェンソーによるケガ

今回、厚生労働省の省令「チェンソー防護ズボンの義務化」、夏の現場を考えると賛否両論あるかと思いますが、私としてはこの省令は賛成です。

防護ズボンが売れるから賛成なんだろうと思われる方も多いかと思います。
確かに、防護ズボンが売れることはうれしいです。
当店の利益にもつながります。
これは紛れもない事実です。

それと、チェンソーによるケガの話を幾度となく聞いてきました。
運がいいかどうかわかりませんが、私が聞いたチェンソーの事故で死亡事故はありません。
(死亡事故はありますが、チェンソーで直接ケガをして亡くなった方はいないということです)

チェンソーでケガをした方は、防護ズボン穿いておけばよかったとほとんどの方が思っていますし、実際その後は穿いている方がほとんどです。

また、防護ズボンを穿いていてケガを未然に防いだという話も多く聞くようになりました。

今回の省令でチェンソーによる直接的なケガは、確実に減ると思います。
行政による安全対策はいい方向に行くと思います。

今回の省令で一抹の不安があるのは、熱中症です。
近年日本は亜熱帯化していると言われているので、季節によっては熱中症に十分注意しなければならないでしょう。

行政による安全対策は、25年ほど前に開始されたものもあります。
「チェンソー安全講習」です。
これもうがった見方をすれば、天下り協会の資金集めとか・・・

しかし、私はこれもケガを防ぐという観点でみればよかったと思っています。

昔はチェンソーを使う人は限られていましたし、チェンソーを販売するお店も限られていました。
チェンソーが世の中に出始めの時はチェンソーによるケガは総数は少なかったかもしれませんが、比率は多かったのではないかと思っています。

当時の方々が試行錯誤して安全な使用方法など考えていたかと思います。

その当時ハスクバーナのチェンソー講習などがあり、安全の意識や技術が高まったと思います。
30年位前のハスクバーナ安全講習には林業従事者だけでなくチェンソー販売店の方も多く参加していたと思います。
また、チェンソー販売店は専門店がほとんどだったので、メーカーから直接安全な使用方法など説明を受けていました。

チェンソー購入時には安全な使用方法なども説明していました。
そういうこともあり、チェンソー使用者の方のケガ少なくなったと思います。

しかし、ある販売方法が出てきたので、チェンソー購入時説明がされないケースが増えてきました。
そして10年ほど前からネットショップから簡単に購入することができるようになりました。

メーカーや行政の安全講習や防護具の義務化で、チェンソー使用するプロの方のチェンソーによるケガや事故は減ってきていると思います。

しかし、チェンソーによるケガや事故の総数は増えていくのではないかと思います。

チェンソーの販売チャンネルが多種多様になり、一般の方も気軽に購入できるようになりました。
チェンソー使用者の総数が増えれば、ケガ事故の数も増えるかと思います。

気軽に買えるのは良いのですが、気軽に買える販売店の多くはチェンソーを使用する際の注意点をほとんどしていません。
初心者の方にどんなに説明を端折っても30分はかかります。
当店では初心者の方には小一時間は説明します。
昔はもっとしていたのですが、一度にたくさん説明しても記憶に残らないようなので、大事なところだけ説明するようにしました。

消耗品購入や修理などもあるので、チェンソー購入後も長いお付き合いになると思うので、いろいろとコミュニケーションとりながら情報交換しています。

当店でも、プロの方から一般の方のお客さんがいます。
消耗品購入や修理でそのお客さんがどのような使用方法か想像できます。
こうしたほうがいいとか、これはこうなんですよと気が付いたことはアドバイスするようにしています。

また、逆にお客さんからいろいろなことも教えてもらいます。




販売チャンネルが増えたということで、弊害が出てきていると感じています。

販売チャンネルで良し悪しがあるというより、各販売店の方針が影響していくかもしれません。
競争が激化しているので、販売方法に時間やコストをかけられないとかあると思います。

こちらのブログのコメント欄をご覧ください。
実店舗でもこのようなことがあるようです。
http://chainsawhonpo.blog.fc2.com/blog-entry-1357.html#comment1571

最近の風潮として、多く売れば勝ち、安く売ればユーザーフレンドリーという感じです。
それはそれでいいかと思います。

お客さんがどういうお店を選ぶかに任せるしかないかと思います。

また、お客さんの方でも購入店へクレームでもいいので関係性を保つほうがいいと思います。
その販売店がクレームによって成長するかもしれません。
(私自身もこの業界に入ったころは、ベテランのお客さんに厳しいご指導を受けました(笑))


チェンソーによるケガは防護具などで減らすこともできます。
ハードによる対策です。

ソフトによる対策も必要だと思います。
安全講習なども必要だと思います。

しかし、安全講習はプロの方を対象にしています。

一般の方は、チェンソー購入時に販売店から安全などの説明も受けることになるかと思います。
試運転だけして手渡しだと・・・ネット通販と同じかもしれません。

実店舗で販売する場合説明があるということが、集客につながればいいのですが・・・

薄利多売もいいと思います。

最終的にはお客さんがどこを選ぶかになるようですね。(笑)


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