少しずつ刈払機の動きが鈍くなり、チェンソーの動きが多くなってきました。
(市場の流通や修理動向です)
ガイドバーのことを書いてみたいと思います。
私は.325ピッチ、1.3mmゲージ(.050)のガイドバーやソーチェンのことをピクセルといいます。
これはハスクバーナの表記です。
オレゴンでは95VPと表記します。
本当かどうかは定かではありませんが、当時のハスクバーナの担当営業マンの方から聞いたのですが、ピクセルはハスクバーナが開発して製造はオレゴンと言っていました。
確かに最初のころはオレゴンに95VP無い時からピクセルはありました。
まあそれはどちらでもいいことなのですが・・・
発売当初はアサリが小さくバー自体も薄いので、バーが曲がる弱いと言われていました。
242XPに取り付けた時などソーチェンが動かないということもありました。
スプロケットカバーを削った記憶があります。(笑)
さて、ピクセルチェンもソーチェンのラインナップに定着したと思います。
排気量40ccクラスのプロ用チェンソーの多くに標準装備されていると思います。
.325ピッチはリム式スプロケット各社用意されていますし、プロ用チェンソーでは一番使われているかもしれません。
今回紹介するピクセルのガイドバーは13インチ(33cm)と15インチ(38cm)です。

ピクセル13インチガイドバーです。
上から
ハスクバーナ製、339XP、346XP、357XP、550XP、560XPなどに取り付けできます。
346XP以上で使用すると切れ味抜群です。
上から2番目オレゴン製、上記ハスクバーナチェンソーで使用できます。
上から3番目オレゴン製、スチールチェンソー用です。
024、026、MS240、MS260、MS261、MS281などに取り付けできます。
MS261で使用すると恐ろしく切れます。
当店MS261ユーザーの方お気に入りの組み合わせです。
スチールにも3/8ピッチに変更すれば短いガイドバーがあります。
ピクセルと同じように1.3mmゲージで、ピッチが異なるだけです。
ただ、丸やすりが4.0mmになります。 4.8mmの丸やすりを使用したい場合はNGです。
上から4番目オレゴン製、国産チェンソー用です。
ゼノア、新ダイワ、共立などのチェンソーに取り付けできます。
上記4本のガイドバーはすべてピクセル-56コマのソーチェンを取付けます。
(当然ですがクラッチドラムは.325ピッチでなければなりません)
会社やグループで作業していたりすると異なるメーカーのチェンソーがあるかと思います。
しかし、このガイドバーに合わせるならソーチェンだけは統一することができます。
ソーチェンを統一することは目立ての道具も統一することになります。
※スギハラ製にもユニバーサルマウント(ハスクバーナや国産機用)で、13インチ.325ピッチ1.3mmゲージがあります。
このガイドバーは、オレゴンや純正品があるので、私としてはスチールのMS200、MS241で使える13インチのほうが良かったと思います。これらの機種用は無いのです。
次は15インチのピクセルガイドバーです。

上からハスクバーナ製、339XP、346XP、357XP、550XP、560XPなどで使用できます。
上から2番目オレゴン製、上記ハスクバーナチェンソーで使用できます。
上から3番目ツムラ製、ゼノア、新ダイワ、共立などの国産チェンソー、ハスクバーナ339XP、346XP、357XPなどで使用できます。(550XP、560XPでは使用不可)
上から4番目スギハラ製、上記ツムラ製と同じチェンソーで使用できます。
上から5番目オレゴン製、スチール024、026、MS240、MS260、MS261、MS281で使用できます。
上から6番目スギハラ製、スチールMS200、MS201、MS241、MS250などで使用できます。
(これらのスチールチェンソーは標準で3/8ピッチスプロケットなので注意してください)
ピクセルガイドバーを使用するにはチェンソーのクラッチドラムが.325ピッチでなければなりません。
これらのガイドバーにはすべてピクセル-64コマが付くと言いたいところですが、上から5番目のオレゴン製スチールMS261用は63コマになります。
MS261には64コマでも取り付けることはぎりぎり出来るのですが、機種によってはソーチェン64コマでは長すぎる場合があるかもしれません。(.325ピッチ8Tのリムにすると長さの問題は解決します。)
プロの方はリム式スプロケットを好む方も多いかと思います。
スチールMS241は排気量40ccクラスではかなりいいチェンソーです。
唯一他社に負けているところとしては、質量が200gほど大きいというところでしょうか。
それ以外はすべて勝っているといってもいいぐらいです。
ただ、MS241は標準仕様で3/8ピッチのスパー式スプロケットです。
スパー式スプロケットだということで、購入をためらう方がいるのも事実です。
ご安心ください。
.325ピッチのリム式スプロケットに変更し、1.3mmゲージのピクセル-64コマが使用できます。
MS241はスプロケット(クラッチドラム)も比較的簡単に交換できます。
標準仕様のスパースプロケットと作業用途に合わせて交換しながら使うこともできます。
今現在スパー式スプロケットを使用していてもスプロケット交換時にリム式にすることによって、ランニングコストも小さくできるかと思います。
チェンソーはガイドバーとソーチェンを変更するだけで、使用感が大きく変わる場合があります。
特に中型チェンソーで長めのガイドバーを使っている場合は、短いガイドバーをつけると別のチェンソーと思うくらい変化があると思います。
間伐などで長いガイドバーが必要じゃない場合、短いガイドバーで作業するとすごく楽だと思います。
専用の小型チェンソーを用意する方がさらにいいのかと思いますが、中型チェンソーに短いガイドバーをつけるのもいいと思います。
ここで紹介しているガイドバーのセールも行っています。
▼こちら▼こちら今回紹介したピクセルガイドバーは.325ピッチのクラッチドラムでなければ取付できませんのでご注意ください。
それではまた。
オレゴン15インチピクセルガードバーはハスクバーナ用もあります。
ネットショップには掲載していませんが、取り扱いはありますので、ご入用の際はメールにてご連絡いただければ用意いたします。
それではご検討のほどよろしくお願い足します。
> 写真に出ている、オレゴンの15インチ ハスクバーナー用ガイドバーは扱って無いのですか?