プラグが抜けたというハンディーブロワの修理が来ました。
最初、プラグが抜けたと聞いたときは、シリンダーのネジ山がダメになったと思いました。
プラグの閉め忘れでエンジンを掛け抜けてしまったというケースを何度か見てきましたので、それと同じだろうと思っていました。
また、振動や熱膨張で緩むこともあるかもしれません。
1年に1度はプラグ交換して緩むのを未然に防ぐということも大切かもしれません。
今回のケースはシリンダーからプラグが緩んで抜けたわけではなく、プラグが壊れたということです。

プラグ自体がゆがんでいるのが分かりますか。
こんなプラグ見たことありません。
何かにぶつけたり、強い外力がかかって変形したり壊れたプラグは見たことがありますが、このプラグは強い外力がかかったようには見えませんでした。
この機械はハンディーブロワです。(当店取扱いの無いメーカーです)
使用していたらいきなり手が熱くなったそうです。尋常じゃないくらい熱かったそうです。
ただ、ひどいやけどを負っているようには見えませんでした。(大事に至らなくてよかったと思います)
瞬間的に燃焼ガスがあたったのでひどいことにはならなかったと思われます。
ただ、かなり熱かったそうです。
恐ろしいです。
どこから燃焼ガスが抜けたのか。


この間から抜けたようです。
隙間ができています。



燃焼室側はこのようになっています。
隙間が空いているところと開いていないところができています。
このブロワは購入後数年たっているようでした。
プラグキャップのゴムもすれているような形跡はなく、長期間繰り返し外力がかかった形跡もありませんでした。
なぜこのようなことが起こったのかイマイチわかりません。
プラグはこのようなことが起こることがあるのでしょうか?
わたしはいままで経験したことがありませんでした。
圧縮が高くパワーのあるレースエンジンなどでは起こることもあるのかもしれませんが・・・
プラグの熱価が違うということもないと思います。
何故ならお客さんによるとプラグを交換したことがないというからです。(第三者が交換したかもしれませんが)
今回のケースでプラグの位置と使用者の体の位置も注意が必要かもしれません。
まあ、プラグが抜けることはほとんどないとは思いますが、ぶつけたりして強い外力がかかれば使用中にプラグが壊れる可能性もあるかもしれません。
メンテナンスのしやすさを考えるとプラグはアクセスしやすい方がいいです。
しかし、今回のケースを見てしまうとカバーや防護ガードもありかもしれないと思いました。
それではまた。
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2014-10-21
修理
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