スチールMS193C-Eチェンソーが新発売になりました。
MS193T-Cは数週間前に販売されています。
当店ではMS193C-EよりもMS193T-Cのほうがはるかに売れていますが、MS193Tはまだ仕入れていません。(笑)
まだMS192T-Cの在庫が少量残っているので、仕入れていない次第です。
来月にはまとめて仕入れる予定です。
さてMS193当店では非常に重要な機種になります。
スチール、ハスクバーナの廉価版チェンソーを除けば一番売れている機種だったMS192Tの後継機種になるからです。
以前も書きましたが、規制がないただの後継モデルであればあまり心配もしないのですが
排気ガス規制というハードルを越えてきた新型エンジンを搭載しているので若干心配している次第です。
まあ、スチールの新型排気ガス規制のエンジンなので、大丈夫だとは思います。
スチールの層状掃気エンジンは概ね調子がいいと思います。
吹け上がりのフィーリングがイマイチという意見もありますが、これは排気ガス規制設定のキャブレターのほうに原因があると思います。
これを解消するにはコンピューター制御しかないかなと私は思っています。
小排気量の層状掃気エンジンではMS150がすでに販売されていて、エンジン的には問題はないと思うのです。

フロントハンドルが黒いだけでリアハンドルからキャブレターボックスにかけては白になっています。
リアハンドルが黒い色であればMS192と見分けがつかないかと思います。

スプロケットは3/8ピッチでした。
1/4ピッチ、1.1mm用のスプロケットは国内では用意されていないようです。
海外にはたぶんあるのではないでしょうか。
なぜならウォームギアがそれに対応できるもののようだからです。
それならばMS150用のスプロケットをつければいいじゃないかと思うかもしれませんが、直径が違います。残念。
クラッチシューごと交換すればいいかもしれませんが、今度はチェンブレーキが作動しなくなります。
海外からスプロケットを取り寄せることができればいいかもしれませんが、ただ、本当に取り付けできて使用できるかの責任は当店ではもてませんので予めご了承ください。

エルゴスタートです。

エアフィルターはメッシュタイプでした。
若干ですが密着性が高まったような気がしました。(取り付けた際に)
エアフィルターの青い矢印をご覧ください。

白く丸いドーナツ状のものがついています。
ここからゴミが進入するのを防いでいると思われます。
コンプレッサーなどで掃除する際は、なくさないように注意してください。
もし壊れたりなくした場合はすぐに、補給したほうがいいと思います。
きちんとメンテナンスする人はいいのですが、ほとんど掃除しない人のチェンソーは圧縮がなくなってしまいます。
そういうチェンソーを多く見てきました。
強力なエアフィルターシステムを搭載していれば、それが販売店にとってはお勧めの点として販売しやすくなると思うのですが・・・
ただ、価格は高くなると思うので、説明しないお店ではそういう機械は逆に売れ筋からは外れてしまうでしょうね。
価格ばかりで販売していると機械の正常進化(より良い機械)からずれていきそうです。
販売店が、もっと安いもの、もっと軽いものとそればかりをアピールするとメーカーはそればかり作るようになるかもしれません。
少々高くても、少々重くなっても壊れにくい方がいいという場合もあると思います。
バイクや車は情報があふれていますし、販売店の人よりも詳しい方は多くいるかもしれません。
車屋さんに車を買いに行くと漠然とした感じで車を買いに行く方は少ないと思います。
自分に必要な車はどういうものか考え、どれがいいのか、燃費はどうかデザインはどうか、どこのメーカーが好きなのか。
いろいろな条件を付けてある程度車種を決めて車屋さんに行くと思います。
チェンソーや刈払機は情報は少ないですし、自分にどれくらいのものが必要かわかる人は限られていると思います。
どれくらいのものが必要かわからない人は、どこで機械を選ぶか安い軽いという判断基準になると思います。
たとえば高速道路を走ろうとしているのに、原付バイクを買いに来るというケースもあります。
原付バイクの話だとほとんどの人がこれはダメだとわかると思います。
しかしチェンソーだとどれくらいのものが必要か見当もつかない人もいます。
販売する側のほうも詳しくなければ、ほんとに安くて軽い物ばかりが売れると思います。
すると安くて軽いものばかり開発するようになってしまうかもしれませんね。
話がだいぶそれてしまいました。(笑)

キャブレターの調整部分はグロメットがなくなりました。
これは部品点数も減り、いいと思います。
あとバー締め付けナットが脱落防止ナットになっています。(メーカーの正式名称忘れました)

このナットは非常に評判がいいです。
注意点としては、ナットをなくすことが少なくなるのでこのナットを長く使うことになります。
スチール純正のプラグレンチを使用して取り外しをすることをお勧めします。
工具が弱いとナットの山をなめてしまうこともあります。
スチールの工具は高価ですが、品質は非常に高いです。
私は10年以上軽く使用します。
買い換えるのはほとんどこのプラグレンチをなくすからです(笑)
無くしてしまうことがたまにあります。
スプロケットカバーを持ってみて少し重くなったかなと感じました。
このナットのシステムで若干重量増になっているのかな?
確かにカタログデータではMS192よりも若干重くなっています。
まあほとんどがエンジンの仕組みによると思います。
MS193チェンソーに期待しています。
排気量30ccのトップハンドルチェンソーはこれしかないと思っていますので。
今年の林機展では試し切りなどのデモンストレーションはあったのでしょうか?
どんな感じか試し切りしてみたいですね。
スチールMS193チェンソーは実店舗のみでの販売になります。
誠に申し訳ありませんが、ネット通販では販売しません。
遠方の方はお近くのスチール取扱店で、お求めください。
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