排気量30cc以下の刈払機のエアフィルターはしょぼいです。
形状はいろいろありますが、スポンジ製のエアフィルターがほとんどではないでしょうか。
今回ここまでしっかり粉じん対策をしたエアフィルターシステムは初めてだと思います。
私の記憶にはありません。
(他に優れたエアフィルターシステム搭載の刈払機がありましたら教えてください。)
大排気量の刈払機にはゴツイエアフィルターシステムのものもあります。
(スチールFS240刈払機のエアフィルターは最強)
そして、新ダイワRA1026TN刈払機は排気量30cc以下クラスの中で最強のエアフィルターだと思います。
(すべての刈払機を見たわけではないので、あくまでも私の独断と偏見です)
それではその仕組みをご覧ください。

工具レスのスクリュー式です。
スクリュー1個で工具レスなので、少し心配な気もしますが、ツマミも大きめで新ダイワの従来機と比較するとしっかり締めつけることができると思います。

スポンジや不織布、フェルトだけでなく、周りと中心のネジ止め穴のところにはゴムで密着性を高めています。
ここがミソになりそうです。
エアフィルターは後ほど

クリーナーケースは金属製が望ましいですが、エアフィルターのゴム部をしっかり受け止めるような作りになっています。
プラスチックにしたのは、軽量化とコストパフォーマンスを考えれば仕方ないかもしれません。
ただ、ケースの縁は溝の形になっているので、剛性も高いと思います。

クリーナーリド(カバー)側も凝った作りになっています。
こちらもゴムの部分をしっかり押さえるように作られています。
スポンジだけのエアフィルターだとしっかり密着しないので接触部分から粉塵は侵入していきます。
これはどんなに分厚くしっかりしたスポンジでも粉塵は入り込むと思います。

エアフィルターは2枚組になっています。
白い方は目の細かいスポンジで、黒い方はフェルト(不織布?)です。
先程も書きましたが、縁をゴムで補強しているので粉じんの侵入はかなり抑えられると思います。
ただ、これもメンテナンスの仕方や注意点を守らなければ、粉じんの侵入を許してしまうと思います。
購入時には、販売店にしっかり注意点を聞いてください。
このエアフィルターシステム他の新ダイワの刈払機にも取り付けできればいいのですが・・・
たぶん取付できると思いますが、試していないので断言するのはやめておきます(笑)
もう一津の粉じん対策はこちら

キャブレターにかぶせるカバーです。ナイロンカッターを使用するとここも砂埃が溜まってやられてしまいます。

ガッチリ覆っています。

スロットルワイヤーの中にも砂埃は入りにくくなっていると思います。
ナイロンカッターで草刈りするのは、海外でも行っています。
しかし、日本国内のような草刈りの仕方は他国ではないと思います。
国内においても地域によっては違うかもしれませんが、北九州方面では地面を削るように草刈りします。
いや削るようにではなく、実際に削っています(笑)
草の根っこ穿り返しているかもしれません(笑)
作業前と作業後の違いに驚きます。
人間の頭で例えると、バリカンで坊主頭にするだけでなく、カミソリで剃り上げると言っていいくらいです。
作業中に砂埃粉塵は舞うはずです。(笑)
ただ、エアフィルターがしっかりしていないと機械にはダメージがあるはずです。
新ダイワRA1026刈払機はナイロンカッターに特化した刈払機なので寿命が長くなると思います。
今までになかった面白い草刈機だと思います。
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