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スチールMS461、TS481i、TS500i

今回はスチールの新しい技術の紹介です。
すでに発売から数か月経過しているのでいまさらという感じでしょうが、お付き合いください。

スチールMS461チェンソーです。
当店ではまだ販売実績はないのですが、技術資料を読んでいて少し変わっていたので紹介します。
層状掃気エンジンだということは聞いていました。

少し変わっています。

通常の層状掃気エンジンは掃気ポートの先導空気を入れて未燃焼ガスを排気しないようにしています。
MS461の層状掃気は先導空気を入れるのではなく、掃気ポートに排気を入れるようになっています。

仕組みは、下記図参照してください。







技術的なことは良くわかりませんが、シリンダーにおいての排気ポートと掃気ポートの位置関係が通常の2ストロークエンジンと若干違うのかと思います。
(どんな風になっているのか技術の人に聞いてみたい)

掃気効率とかどうなんでしょうか?
通常の層状掃気エンジンと比べるとシリンダー、ピストンの形状は複雑ではないです。
どちらかというと今までの2ストロークエンジンに近いです。

キャブレターもそうです。

排気、掃気のタイミングなどどうなんでしょうか。

私は、2ストロークエンジンの知識が乏しいので、ほんとによくわからないのですが、掃気ポートに排気が逆流してパワー的にはどうなるのでしょうか?(掃気効率とか悪くなりそうな気がします)
排気量が76ccあるのでこの方式がとれるのでしょうか?

スチールやってくれます。面白いです。
設計の人に、いろいろ聞いてみたいですよ。ドイツ語話せないので、無理ですが(笑)

とにかく未燃焼ガスを外に出さなければいいわけなのでこの方式でも排気はきれいになります。

うまいこと行けば仕組みも簡単で、いいかもしれません。

一つ気になるのは、掃気ポートに排気が入るので掃気ポートは汚れるかと思います。
いい混合オイルを使った方がいいかもしれません。

なんかいろいろ考えています。すごいですね、面白いです。

スチールのことなのでスーパーコンピューターとか使ってシュミレーションしているかもしれません。
(当たり前のことかもしれません(笑))


次に、インジェクション燃料供給方式です。

チェンソーではMトロニックの電子制御キャブレターがありますが、キャブレターはベンチェリーの負圧を使うパッシブな燃料供給だと思います。

インジェクションは燃料を圧力で噴射するので、アクティブだと思います。
燃料の供給を自在に操ることができる。

スチールのサイトからの抜粋しています。
STIHL の革新的なエンジン技術は、完全電子制御のインジェクションにより、点火タイミングをエンジンスピードの変化だけではなく、マシンにかかる負荷によっても制御し、且つ、センサーからの情報により、コントロールユニットが必要とする燃料量を計算、正確なタイミングでインジェクションバルブが燃料を噴射します。常に安定したエンジン回転、優れた加速性、幅広い回転域で高いトルクを発揮します。今まで、現場の温度や使用状況、作業の負荷によって行っていた細かなキャブレター調整は一切必要なく、全て機械が自動的に行います。これにより、より簡単なエンジンスタート、優れた加速性、作業にあった十分なパワーが得られ、作業者の作業をより一段と簡単、楽にします。



ジェネレーター
発電装置としてだけでなく、センサーとしても機能します。常にクランクシャフトの位置とエンジンススピードをコントロールユニットに伝えます。



センサー
クランクケース内の温度と圧力を常に計測し、データをコントロールユニットに送ります。



コントロールユニット
ジェネレーターとセンサーから受け取った情報を解析し、マシンにかかる負荷を算出します。その結果を元に燃料の噴射量や点火タイミングを制御します。



インジェクションポンプ
コントロールユニットに制御され、燃料パイプ内の圧力を一定に保つことにより、常に十分な燃料を正しい圧力で供給します。


エンジン始動時のインジェクションの圧力はスターターを回した時に得られるようです。

インジェクションバルブ
コントロールユニットが計算した的確な燃料量を、直接クランクケースに正確なタイミングで噴射します。



電子制御キャブレターよりもさらに上を行くシステムです。
アクティブでミリ秒単位の燃料制御をクランク室内へ直接行っています。
点火タイミングもエンジン回転数だけでなく負荷がかかっているかどうかを判断しているというところがすごいです。

※このようなシステムはすでにバイクや車でも使われています。
バイクは昨年だったかキャブレター式のエンジンはなくなってしまいました。

市販のバイクなどよりもエンジンカッターのほうが高負荷、高回転(フルスロットル)、環境は過酷だと思います。
(ほぼすべてのエンジンカッターがエンジン全開で使用すると思います)

手で持てるサイズのエンジンに搭載することができるくらいコンパクトになってきたのがすごいです。

ただ、まだまだインジェクションシステムは電子制御キャブレターシステムに比べて部品点数も多くなるので大きいと思います。

だからもともと質量の重いエンジンカッターに搭載してきたのだと思います。


バイクなどのエンジンでは燃料の噴射をシリンダー筒内噴射式のものもあります。
クランク室噴射にしたのは、クランク室の潤滑も必要だからだと思います。
(分離給油にするとさらに部品点数が増え質量増につながると思います)

M-トロニックの電子制御キャブレターが出た時に、チェンソーがインジェクションシステムになるのはいつかなと思っていました。

近い将来大型チェンソーに搭載されてくるかもしれません。


ホンダがF1で16戦15勝したのを思い出しました。
F1をセンサーとコンピューターで制御し、他を圧倒した。
すごかったですよね。

F1ですごいと思ったのはアクティブサスペンションでしょうか。
チェンソーの防振システムもアクティブ防振システムになるのも近いかも(笑)

内燃機関エンジンにおいてコンピューターは一段上への進化を行ったと思います。

チェンソーなどの小型エンジンも最近は排気ガス規制のエンジンになってきました。
通常のキャブレターでは対応が難しくなってきているような気がします。

さらなる排気ガス規制、パワーアップを求めるには、電子制御が必要でしょう。

当店ではM-トロニックキャブレター搭載のスチールMS241チェンソー評価は高いです。
ショップ形式にしたことでお客さんと話す機会が多くなり、いろいろなことを教えてもらえます。
プロの方との対面販売は本当にためになります。
(一般の方からも当然貴重な情報は教えてもらっています)

小型エンジンにおいて電子制御はまだ数年(それでも8年位立っているかな)です。
好き嫌いがあるかもしれませんが、私自身は電子制御賛成です。

バッテリー式もこれからいいものがどんどん出てくると期待しています。

楽しみです。


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  • コメント : 2
  • コメント

    [C1534] Re: タイトルなし

    こんにちは、丸山も排気ガスを利用した層状掃気エンジンを開発したのですね。情報ありがとうございます。
    どのような仕組みになっているのか興味があります。

    MS461は後継機種MS462が発売になりました。
    MS462は層状掃気に先導空気を使用するタイプになっています。
    排気ガスを使用した層状掃気エンジンではなくなりました。

    小型チェンソーとしてはスチールMS150T、ゼノア新型こがるシリーズが層状掃気エンジンです。

    新しい技術が搭載されたチェンソーはワクワクします。(笑)

    ただ、このクラスのチェンソーはバッテリーへ移行してしまうのも時間の問題かもしれませんね。

    全固体電池の界面問題のブレークスルーがあれば・・・

    5年、10年先どうなっているか?
    予想するのも楽しいです。(笑)
    • 2019-02-04 17:13
    • チェンソーヤ
    • URL
    • 編集

    [C1533]

    はじめまして。
    丸山も排気の一部を戻すリサーキュレーター方式を採用しましたね。
    30cc未満でも採用して3次規制対応なので効果は期待できるってことでしょうか。
    • 2019-02-03 18:55
    • ノートる
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