

上の写真を見て修理ではないと思う方は、修理を良くしている方だと思います。(笑)
こんなにきれいな修理機械は、無いからです。(笑)
修理の中で大変なことの一つは、洗浄です。汚れを落とすことが意外と面倒で大変です。
では上の写真、何をしているのか?
販売前の機械の点検整備です。
ハスクバーナ135eチェンソーとスチールBG56ブロワです。
ここまで分解して、点検しています。
どこをどう点検しているかは企業秘密です。(笑)
この機械が新発売になった最初のころからここまで点検していたわけではありません。
今まで起こった故障個所の修理をこなしてきた経験でとりあえず点検しておこうと。
すべてのチェンソーを同じように点検しているわけではありません。
修理をこなすということは、その機械の弱点を知るということでもあります。
壊れた→何が原因?→ではこうしておこう、ここを点検しておこうとなります。
原因が分かればそこを点検します。
原因が分からなくても予測してそのあたりを点検します。
こういうことを言うのは、いかがなものかと思いますが、
メーカーフラッグシップのプロ機と廉価版の機械の組み立てというか使用する部品などの精度は違うと思います。
プロ機の方が販売前の点検整備する個所は少ないです。(笑)
今回2台の機械の写真を紹介しましたが、この機械が悪いというわけではありません。(笑)
写真を撮ったのはたまたまこの機械を点検整備していたからです。
他の機械でも点検します。
ハスクバーナ135eチェンソーは国内でもメーカーが点検しています。
以前はマフラーボルトがゆるい時があったのですが、今はありません。
ただし、メーカーで点検するということはコストがかかります。
仕入れが少しずつ上がってきているのは、円安のせいだけではないかもしれません。(笑)
当店など自分のところでも点検しているので、未点検のものを安く仕入れることができるとうれしいのですが・・・(笑)
大量仕入れできないので、こういうところで安く仕入れさせてもらえるようになると助かるんですけどね。(笑)
ただ、メーカーとしてはできるだけ同じ商品を出したいと思うので難しいのでしょうね。
当店で点検している個所は、メーカーで点検している個所より多いと思います。
1台につき15~20分ほどかけています。
メーカーさんでは1台につきかける時間は、限られてくると思います。
それは、仕方が無いと思います。
販売価格を上げてコスト分を確保できれば可能でしょうが。
語弊があるかもしれませんが、廉価版の機械はプロ機と比較して組み立てに関して甘いところがあるのではと思っています。(あくまでも私個人の勝手な思い込みです)
廉価版の機械ほど点検整備を行う方がいいと最近思うようになりました。
メーカーにすべてを任せるのは、機械販売店の存在価値も必要なくなるかと思います。(笑)大げさですね。
ほぼすべての機械販売店は販売時に試運転をしていると思います。
それも点検の一つだと思います。
チェンソーはいろいろなお店で売っています。
同型のチェンソーであれば、何所で購入しても同じだと思うかもしれませんが、販売店によっては販売前に点検整備をしているところしていないところもあります。
どこまで、点検整備しているかが、販売店の差になり、そして価格競争だけではなくこの面でも競争して、エンドユーザーさんにもこういう競争があるのを知らせて行きたいと思っています。
電化製品の場合、各販売店が箱から出して分解点検することは無いかもしれません。
この場合は同じ商品であればどこで買っても大差ないと思います。
チェンソーなどの機械商品は違うと思います。
試運転を行って販売しています。
しかし、メーカーさんがしっかり点検してくると、販売店で手直しするところが無くなってくるかも・・・(笑)
最後に、どんなにしっかり点検整備しても初期不良は無くならないと思います。
完璧な機械、完璧な点検整備は…難しいです。(笑)
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