マルチマウントガイドバーの弱点というか、チェンソーとの相性という問題を少し紹介します。
以前にもブログで紹介したケースなのですが、少しおさらいという感じで。
マルチマウント(ユニバーサルマウントも言う)ガイドバーは標準ガイドバーと何が違うかというと各メーカー間の互換性のないマウントとに対応するために、ガイドバーの穴を大きくしていることです。
ほとんどの機種に対しては問題はありませんが、一部の機種に対して問題が起こります。

上写真、矢印部分の溝からチェンオイルが出てきます。

そのチェンソーの純正ガイドバーを使用すると何も問題ありません。
矢印の穴に注目してください。
チェンオイル吐出溝は見えません。

マルチマウントガイドバーだとその溝が見えてしまいます。矢印部分
見えるとなぜいけないのか?

上写真は、カバー側です。
チェンオイルが右から左へ逃げてしまいます。
チェンオイルだだ漏れになります。(笑)

カバー側にプレートが付いているタイプだと問題はありません。
プレートがフタの役目を果たし、チェンオイルが漏れることはありません。
小型国産チェンソーはほとんどがプレートが付いているので問題はないです。



サムライ、ツムラのカービングバーはスチールにも対応するために穴の数も増えています。
穴が多くても、国産チェンソーに対してはプレートがあるので、問題はないのですが・・・。

スチール小型チェンソーのカバーにはプレートが付いていません。

チェンオイル吐出溝です。


ツムラ、サムライともチェンオイル吐出溝は見えません。
チェンオイル漏れは心配しなくても良さそうな気がします。
ただ、この方向からチェンオイルが漏れるかもしれません。


ガイドバーの方の溝とつながっています。

チェンオイルが漏れる可能性はあると思います。
ただ、右から左へだだ漏れという事ではないので、漏れの量としては少ないかと思います。
問題なく使用している人もいるようです。
ただ、一つ頭に入れておいてほしいのは、スチールはチェンオイルの吐出量が少なく設定されています。(環境に配慮している)
少ないチェンオイルが漏れて足りないこともあるかもしれません。
スチールチェンソーで使用する際は、ガイドバーの状況に注意することをお勧めします。
思い切った方法もあります。

テープを貼って穴を塞いでしまう方法です。(笑)
写真ではビニールテープを貼っていますが、金属テープ(ステンレスかアルミ)の方がいいかもしれません。
ビニールはスプロケットに巻き込むといろいろとまずいことになります。
金属テープでも巻き込んでしまうと問題を起こしかと思いますが・・・
スチールチェンソーでマルチマウントガイドバーをすでに使用している方もいます。
チェンオイルが漏れすぎて困るという事もあまり聞きませんので、あまり心配する必要もないかもしれません。
もし気になるという方は、金属テープなどで対応するといいかもしれません。
ただし、あくまでも自己責任でお願いします。
次回、SECRETブログでお知らせがあります。
カーバーの方に朗報かもしれません。(笑)
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