当店は、いままで並行輸入品の修理はほとんどありませんというかないかも、ログハウス建築のお客さんがカナダで購入してきた機械を少し見ただけです。
そのお客さんももとは自動車修理をしていたひとで、機械にはずいぶん詳しくクランクケースまで割って修理するような人です。
その人は当店から242とか機械も購入してくれていますし部品や消耗品を良く買ってくれますが、修理は当店でほとんどしたことがありません。
自分で修理していたようです。とにかく器用な人です。
カナダで購入したという機械は確かハスクの254で部品を何回か注文しただけだったと思います。(自分で修理はした)
機械の値段を聞いてビックリしたのを覚えています。うちの仕切り価格より安かったのを覚えています。
今はインターネットで並行輸入品も調べれば買うのも大変ではないようですし、やはり価格も相当安いです。
中には当店の仕切り価格より相当安いものまであります。
どこから輸入してるのか、とか怪しいルートなのかと思ってしまいます。
機械のロットナンバーやシリアルナンバーが削り取られていたりしてるかもしれません。(まあそんなことはないと思いますが)
あるメーカーの営業の方がぼやいていましたが、本国からメーカー(日本の現地法人)に入ってくる価格より安いもののあるということでした。(日本高く買わされてるのかな)
単純に外国の価格と比べて日本の価格が高いかもしれませんが、いろいろとコストはかかっているのかもしれません、アメリカ仕様とか日本仕様とかあるみたいですしパーツとかも国によって多少違うものとかあるみたいです。
またメーカー(各国現地法人)の販売組織の形態が違うかもしれません。
けれど日本は高いかな。
先ほども書きましたが、うちの仕入れ値よりやすい機械も並行輸入品はありますし、直接外国から買えばもっとやすく仕入れられると思います。
でもなぜそれをやらないかというとPL法や労働安全衛生法などがあります、危険な機械ですし取扱説明書から技術指導書まですべて外国語の資料だとそれの和訳だけでも大変でしょう。(毎月何かしら機械の技術資料は送られてきます)
さらにもっと大切なアフターサービスのための部品の管理があります。
何千点、何万点もある部品をそろえて、しかも改良されてきた部品の対応、不具合があったときなどの対策部品など大変です。
修理が入ってきてそれから海外に部品を注文していても話になりません。
それらを考えると、当店で並行輸入してもコストがかかりすぎて結局高い販売価格になるでしょう。
メーカー(日本の現地法人)のバックアップがあるからこそ販売店としても安心して機械を販売することが出来ると思います。
またユーザーの方も安心して購入できるのだと思います。
アフターサービスが全くない機械はどうなるか解りません。
半年ほど前、ソロというメーカーのエンジンカッターの修理依頼がありましたがどうすることも出来ませんでした。
昔どこかの商社がドイツから輸入してたらしいのですが(今もしているかどうか私は解りません)部品などどこに注文すればいいのか解らなかったしパーツリストなども当然手に入りません。
どこの会社が取り扱っているのかも解りませんでした。
(もし解る方がいらしたら教えてください。)
処分してくれといわれましたが、今は産業廃棄物として処分費用がかかりますといいましたら持ち帰りました。
新しい機械を購入してくれたときは下取りとしてこちらで処分費用は持っているのですが...
壊れないものや部品の交換がないもの、洋服や小物雑貨などは並行輸入品でもあまり問題は起きないでしょうが、アフターサービスやメンテナンスが必要なものは、熟慮したほうがよいと思います。
販売店としましても売りっぱなしでいい商品は、仕入れ値安ければ安いほど良いですが、やはりアフターが必要な商品に関してはメーカーのバックアップ能力も重要なポイントになると思います。
次回は巨大掲示板に書かれていた事について
並行輸入品2を書いてみます。
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2005-12-09
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