当店はエンドユーザーに販売しているだけではなくて、卸売りもしています。
この間取引先の販売店さんから、チェンオイルがでないと修理に持ってくる、オイルポンプ分解洗浄して修理するけれどすぐまたでなくなるといって修理に持ってくるというのです。
修理に持ってきたチェンソーエンジン掛けて点検するとオイルがでる、そしてお客さんにもう一度使ってみてくれとわたし、するとお客さんは1時間くらい使うとまたでなくなったといって修理に出してきたというのです。
当店で修理することになり点検してみると、チェンオイルでるしオイルポンプ分解してみても汚れは詰まっていませんでした。
ホースが切れてエアーをすっているのかと思い、タンクの方を調べてみると汚れが切りくずがたくさんはいっていました。
鉱物系のチェンオイルは粘着性が高くタンクの中からチェンオイルを全部だそうと思ってもなかなかでません。
灯油かガソリンを注ぎタンク内を洗うとでてきました。

この木の切りくずがオイルタンク内にたまりチェンソーを使うとオイルフィルターからオイルを吸い込んでいく、そのときに切りくずがオイルフィルターに集まりオイルフィルターを包むような感じになり、チェンオイルが出なくなる。
チェンオイルはかなり粘性が高いので一度集まった切りくずはオイルフィルターからなかなか剥がれ落ちない、ひょっとすると一時間くらいはオイルフィルターにくっついたままかもしれません。
しかし販売店に修理に持ってくる間に切りくずは剥がれ落ち、またオイルが出だすということだったかもしれません。
オイルポンプの仕組みは簡単なものでほとんどのメーカー同じような構造です。
(外観の形は違うが仕組み的には同じ物が多い)
オイルポンプが物理的に壊れていなければ(ホースやウォームギアも壊れていない)ほとんどの場合ゴミが問題です。
しかも今回の修理はオイルタンクを灯油で何回も洗うだけで直りました。
チェンオイルが出ないという場合まずオイルタンクを洗浄することをお勧めします。
また修理をする場合はオイルポンプにゴミが詰まっていたときは、タンク内も必ず洗浄しなければなりません。
チェンオイルが出ないときの原因、サイトのほうでも紹介します。
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2005-12-27
オイル、燃料
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