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ハスク36修理

結構古いハスク36の修理です。
私は36というチェンソー初めての修理でした。
当店でもこのハスク36というチェンソー販売したことがないと思います。
ハスクバーナの中でもプロ機というよりカジュアルチェンソーという位置づけです。
プラスティック部品を多用し軽量化とコストダウンをはかり耐久性がハスクバーナの製品の中でも低いといわれているものでした。
ですから少々心配でした、あちこち痛んでいて修理するより新品を買う方が安いかもしれないと思ったからです。
点検してみると燃料フィルターが汚れているのと燃料ホースが切れているだけのようですが、一応キャブレターも分解してみることにしました。

キャブレターは大丈夫のようでしたダイヤフラムなどあまり劣化していませんでした。
たぶん一度交換したのかもしれません(中古を購入したといっていたので)
エアクリーナーをはずしそこから燃料を流し込みエンジンを掛けてみます。
エンジンが掛かり流し込んだ燃料が無くなるまでエンジンがかかっていたので、電気系統は問題がなさそうでしたしオイルシールなども大丈夫そうでした。

とりあえず燃料フィルター、燃料ホース、エアフィルターを交換することにしました。(メーカーに発注)
36の燃料ホースは透明で細いのです、大丈夫かなというくらい細いのでビックリしました。
しっかりした材質じゃないとすぐ切れるかもしれないと思います。
組み立ては簡単でした、エンジン掛けてみて調子も上々です。
ただシリンダーカバーをつけるとスロットルの戻りが悪いのです。何かがスロットルの戻りを阻害している感じです、キャブレターのスロットルロッド側を何度も点検しても原因がつかめません。
シリンダーカバーをつけるとマニホールドが変形してエアをかんでいるのか疑いましたがそれもなさそうです。
組み立てたりばらしたりしてやっと分かりました。

キャブレター調整スクリュウに取り付けるゴムが劣化してふやけているのです(膨張している)それがシリンダーカバーに押されてキャブレターのスロットルの戻りを悪くしていたのです。
ゴムの中にはガソリンによって膨張するものもあるので注意が必要です。
たったこれだけでしたが何度もばらしたり組み立てたりを繰り返して、相当時間がかかりました。
こういう修理が一番つらいです。
部品の変形が削れているなど見た目ですぐ分かればいいのですけど膨張しているような変形は比べるものがあればすぐ分かりますがない場合はほとんど分かりません。

しかし結構古い機械でしたが以外にエンジン調子が良かったです。


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