燃料については、今までにも何回か書いてきました。
今回は実験をしましたのでそのときの写真をのせます。

↑実験とかたいそうなことをいっていますが、ただ単に混合ガソリンを容器に入れただけのものです。
しかも修理の機械の燃料タンクが汚れていたのでタンクから抜いた混合ガソリンです。
梅雨時など湿気が多いときや冬の寒くて湿気の多いときによく起こります。
夏でも湿度が高ければ起こります。

↑修理している2時間の間にこのような状態になりました。
水分をすって白濁してきました。

↑容器の上の方から白濁した水分がたれてきています。
ガソリンが蒸発し容器が冷やされて結露しているようです。
湿度が低ければ結露しないのですが、湿度が高いとこのようになります。
このように水分を含んで白濁しているガソリンを見ると、水が混入しているガソリンはすべて白濁しているように思うかもしれません。(湿度が高く湿気をすっている最中だといつまでも白濁していますが)
時間がたつと

↑このように水分が下に沈殿してしまいます。(この写真は別の機械のタンクから抜いた燃料です)
ですからタンクの中をのぞいても上澄みだけしか見ていないのならばふつうのガソリンと見分けがつきません。
水分がしたに沈むのがやっかいで、燃料携行缶の方に水が溜まっていてそこから機械にガソリン補給すると、携行缶を逆さまにする水は下にくる最初に水から機械のタンク内に入っていくということになるのです。
しかも今度は機械のタンク内では燃料フィルターは一番底に沈むようにおもりがついています。
燃料フィルターがあるところに水が集まってくるようになり、キャブレター内に水を送り込むことになります。
キャブレター内に水が入ると当然機械の調子は悪くなりますし、そのままにしておくとキャブレター内が錆びてしまうことがあります。
(昔は当店の修理で良くありました)
錆びたキャブレターはもう交換になります。
チェンソーなど機械を保管するとき混合ガソリンを入れたままにしないことをおすすめします。
タンクを空にしエンジンを掛けてキャブレター内の混合ガソリンも使い切ってしまいましょう。
長期間使用しない場合は燃料携行缶も空にした方が無難です。
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2006-01-19
オイル、燃料
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