5~6年前(もっと前かもしれません)は1/4ピッチというとスパー式スプロケットしかありませんでした。
1/4ピッチチェンはドライブリンクが小さいので脱線しやすいかと思います。
スパー式スプロケットは脱線したときにソーチェンに与えるダメージが大きく嫌がる人も多かったと思います。
北九州近郊ではハスクバーナやスチールのチェンソーが多かったということもあり、1/4ピッチソーチェンを使う人は少なかったと思います。(プロユーザー)
昔から1/4ピッチのリムがあれば、25APの需要がもう少しあったかも知れません。

最初の1/4ピッチリムは私の記憶が正しければサムライ製だったと思います。
(サムライの社長さんはチャレンジャーです。私も見習いたい)

左からオレゴン製、サムライ製、共立CS37RS用 です。

サムライ製とオレゴン製はリムの厚みは同じです。
共立CS37RS用のリムは薄いです。

共立の技術の方が言っていたのですが、CS37RS用に開発したとのことでした。
脱線しにくいようにするためだとか言っていた気がします。(あいまいでスミマセン)

ドライブリンクが収まる溝は、サムライ製が狭いです。
オレゴン製とCS37RS用は 広いです。
青い矢印のところがさらに広くなっていますが、理由はわかりません。(昔聞いたかもしれませんが・・・覚えていない)
ゴミが出やすいようになっているのかもしれません。(ご存知の方がいれば教えてください

)
私の推測ですが、これらすべて中国で製造されていると思います。
リムは金属材料が素材が同じであればほぼ同じ品質になるかと思います。
あまり難しい技、管理は必要ないと思います。
ソーチェンは形が複雑になり、カッターのメッキの部分や形状に技術的な技が必要になるかと思いますが・・・
共立CS37RSクラスのチェンソーで.325ピッチのリム式スプロケットを使用しているならば、この1/4ピッチリムに交換しガイドバーとソーチェンを1/4ピッチにすれば25APチェンを使用できます。
ガイドバーをカービングバーにすればチェンソーアートもできるかと思います。
ただし、排気量の大きいチェンソーではソーチェンに無理が来るのでやめた方がいいです。
最後にCS37RSチェンソー用のリムですが、このリムはクラッチドラムに取り付けできれば、他社製チェンソーでも使用できます。
リムの内径はオレゴン製と同じなので、オレゴン製スプロケットに準じているものであれば取り付け可能です。
1/4ピッチソーチェンは最近では排気量が30cc以下クラスの小型チェンソーでの使用がほとんどです。
小型チェンソーはリム式スプロケットの設定がなくスパー式スプロケットだけなので、需要は少ないかもしれません。
ゼノアG37**シリーズチェンソーなど排気量40cc以下クラスのチェンソーでリム式スプロケットを採用しているチェンソーを1/4ピッチのソーチェンに変更できるということになります。
1.小型チェンソーは質量のことを考えてスパー式スプロケットにしているのでしょうか?
2.それともリム式スプロケットはソーチェンが脱線しやすいのでしょうか?
3.スパー式は8Tでリム式は9Tになるのでパワーのことを考えてスパーにしているのでしょうか?
今思い浮かぶ疑問はこれくらいです。(笑)
近いうちに3/8ピッチリムについても書いてみたいと思います。
それではまた。
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