久しぶりの、書き込みになります。
今日は、随分前に同じ修理ばかり、再修理の話を書きます。
スターターは、各メーカー色々なシステムを採用しています。
各メーカーにもいいところと悪いところがあり、ここが断然一番という所はないと思います。
スターターというところは消耗部品というところだと思います。
特にスターターロープは、切れて当たり前と思った方がよいでしょう。
スターターロープは、普通のひもではありません、結構摩耗に強く編み方も工夫されているようです。
当店はハスクバーナ製かスチール製、オレゴン製をよく使っています。
どのメーカーも同じくらいの強さです。
昔は、当店ではどのチェンソーにでも、90cm以上の長さのスターターロープを使用していました。
そして、3mm以上のもの(草刈り機の一部には2.8mmを使用していました)
を使用するようにしていました。
一時期、MS200のスターターロープが切れる事が多くありました。
はじめはあまり気にせず修理していたのですが、あまりに切れるので、少し太いスターターロープにしようと3.2mm位のものを使うようになりました。
普通は、細いものより太いものが丈夫だと思いますのでこれで大丈夫かなと思いましたが、逆に切れる件数が増えてきました。
切れている場所が全部スターターグリップから10~15cmの所なのです。それも何かすれて切れたような感じだったのです。
最初はイタズラかとも思いましたが、切り口はナイフで切ったようには、見えなかったので、それはないだろうと考えました。
スターターロープメーカーを変えたりしましたが、やはり同じところが切れてしまうのです。
あまりに切れるので、頭にきて3.5mmのスターターロープを取り付けたのです、そしてリコイルゼンマイの張り具合を確かめるため数回スターターを引っ張りながら調子を見ていたところ、なんとスターターロープがらん巻きになりリール(ロープローター)からスターターロープがはみ出してしまったのです。

太いロープをつけ90cm以上の長さの...

↑青い矢印の所にスターターロープが当たり、切れていたのです。
これは、長くて太いスターターロープをつければつけるだけ、切れるではないかと気づきました。
すぐさま、メーカーに問い合わせて見ると、スターターロープは2.8mm径80cmの長さということでした。
やられました。
太くて長い方がいいだろうと思いこんでいたので...
それから、メーカー指定の長さと太さのスターターロープを使用するようになると、このような切れ方はしないようになりました。
細くて短い方が切れないこともあるのです。
このようにメーカー指定のサイズなどがあればそれを守らなければならないこともあるという事が身にしみて分かりました。
よかれと思っていたことが、逆効果だったとは思いもしませんでした。
チェンソーや草刈り機にはそのようなことが結構あるようです。
ではまた
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