前に一度斧の事について書いていましたが、また少し書いてみたいと思います。
先日、林業をしているお客さんがきて、話をしていると薪ストーブのカタログを見て、そのお客さんが薪を売っているというのです。
その話から、斧の話になりハスクのくさび打ち込みよう薪割り斧を見て、これはいい作りをしているといっていました。

↑青い矢印の部分に斧の刃が抜けないように、くさびを打ち込みますが十字かT字に打ち込んであるやつがいいといっていました。
今の斧はそういうのが少なくなってきてくさびを一つしか打ち込んでいないのが多いといっていました。
確かに、結構使っていますがぐらつきとかはほとんど無いです。木の柄の方もしっかりとしています。
グリップも太く握りやすい形をしていると思います。
このハスクバーナのくさび打ち込みよう斧は数本しか販売していませんが、使っていただいているところの評判は上々です。
九州の方で斧を使うところは、あまり無いと思いますが、当店が販売したところは、炭焼きをしているところと、薪ストーブ用の薪を作っている方です。この方は数件分の家の薪を作って趣味と実益をかねた事をしています。
使用頻度の高い方たちだと思いますが、もう6年から10年くらい使用していると思います。
壊れたということは聞かないのでまだ使用していると思います。
この斧は林業で伐倒するときに使うくさびを打ち込むことにも使う斧なのですが、さすがにこの重い斧を山に持っていく人はいません。
山に持っていくのはこれより一回り小さい、薪割り斧を持っていく人がいます。

上がくさび打ち込みよう薪割り斧、下がハスク薪割り斧です。
8cm短く、1kgほど軽くなっています。

この薪割り斧も赤い矢印の部分が盛り上がっているので、薪を割るのに適しています。

薪を割るには、この図の右のようにふくらんでいなければなりません。
しかも中央が盛り上がっていればいうことはありません。
この二本の斧どちらが薪を割るかといえばそれは当然大きい方が割りますが、大きく重い方が疲れますし、一回り小さい方が疲れません。
薪の大きさによって選べばいいと思います。
大きく堅い木が多ければ、くさび打ち込みよう薪割り斧、それほど大きくない木であれば薪割り斧でいいかと思います。
一番いいのは二本所有し使い分けることだと思いますが。

刃の部分の厚みを比べてみると結構あるのが解ると思います。
これを見てもらえば、くさび打ち込み斧は割れると思うでしょう。疲れるかもしれませんが...
ハスクバーナの斧は写真を見てもらえば分かるように、きれいに磨かれてはいません。
品質の良いスウェーデン鋼とヒッコリーの柄を使って薪を割るということだけを目的にしていますので、無骨な斧となっています。
部屋に飾るような装飾品としての斧とは違いますので、実用の斧と思ってください。
ハスクバーナの斧はこちらより購入することが出来ます。(4月より価格改定で若干値上がりしますのでご注意ください。)
スチールの斧は私は使ったことがないのですが、販売はしたことがあります。
こちらの方も評判が良く、あなどれません。
後、薪割りにあると便利なものが、薪割りようくさびと、トングという道具です。
これはまたの機会に書いてみたいと思います。
薪ストーブの方も機会があればアップしたいと思っています。
中国製の鋳物で下は3万円弱から上は12万円くらいものです。
アメリカやヨーロッパ製のものに比べることは出来ませんが、格好はそれなりの格好をしています。
倉庫や作業場などに置くのに適しているかもしれません。
ではまた。
参考資料というか当サイトではこちらにhttp://www.omkihan.com/ono/ono.html斧のページを掲載しています。
木の径が大きく良く割れるのがよろしければ、ハスクバーナのくさび打込用薪割り斧と、スチールの薪割り用ハンマー斧が良く割れます。
ただこの二点は重量が3kgをこえ、結構重く長時間使用すると疲れやすいかと思います。
それよりも軽量サイズは、ハスクバーナの薪割り斧とスチールの軽量薪割り用手斧70cmの斧です。
私がたまに使用しているのはハスクバーナのくさび打込用薪割り斧です。
やはり重量があるので割れます。
木を切るときは刃の切れ味が大事だと思いますが、割る場合には刃の重量と形状が大事だと思います。
大きめの木が多ければ、大きめの斧を。
小さめの木が多ければ小さめの斧でもかまわないでしょう。
大きめの木も小さめの木もあるという場合は、二本用意するのが一番いいですが、一本だけというならば、大は小をかねるといいますから大きめの斧をおすすめします。
重量のきつさは体の方が対応してくるので、なれてくると思います。
薪割り斧どれがいいか勧めるのはむずかしいです。
すみません。