ハスクバーナに限らずチェンソーの工具はたくさんの種類があります。

左下の本は339と346のサービスマニュアルです。


相当数の工具があると思います。
この工具すべてそろえなければ分解メンテナンスできないかというとそうでもありません。
あるとものすごく楽に作業が出来るけれど、無くても作業が出来る工具や絶対に必要な工具、無くてもいい工具、市販品の方が使いやすい工具、自分で作れる工具など色々とあります。
あると便利な工具は、メーカーの方に教えていただかないと、まずずっと知らないままです。(初めて見る工具は得てしてなんに使うか分からないことが多い)
また本来の使いかと違う部品に使うことなどもあります。
また以前は使用していた工具を全く使わなくなったりもします。(もっといい方法を思いついたりする)
今のチェンソーはちょっとした修理ならば市販の工具で十分間に合います。
昔は、キャブレターを外すにも特殊な六角レンチが必要だったりしたのですが...
今のチェンソーは楽にメンテナンスできるように設計されているようです。
これはほとんどの場合いいことですが、中にはあまり良くないと思うところも私はあります。(これについてはまた別の機会に)
私が昔はよく使用していて、今はほとんど使用しない工具を一つ紹介します。
それはピストン押さえです。クラッチシューなどを外すときに使用する工具ですが、今はほとんど使用しません。
エンジンの中に異物を入れてピストンのヘッドを押さえるのですからあまり気持ちのいいものではないなと思っていました。
今はなにを使っているかというと、電動工具のインパクトレンチを使用しています。
12Vクラスのものであれば、簡単にクラッチシューが外れます。
たまになかなか外れないものもありますが。
シリンダーの中になにも入れないしピストンヘッドにも傷を付けません。
ハスクバーナの石川さんに教えてもらった技です。
一度使ったら他のは使えないという工具は、六角レンチ、と星形レンチ、プラグレンチでしょうか。(星形レンチの正式名称が分かりません)
私が使っているのは六角レンチハスクバーナー、星形レンチハスクバーナーとスチール、プラグレンチスチールです。
これらはものが違います。材質が違うのでしょう。
プラグレンチは一度なくしたので違いますが、六角レンチ星形レンチはすべて私がこの仕事に就いてから使い続けているものです。(15年以上)
六角レンチはあまり使用しないかもしれませんが、プラグレンチはよく使うと思うので、一度スチールのプラグレンチを使ってみてはどうでしょうか。丈夫ですよ
草刈り機の刃を交換するときなど、スチールのプラグレンチを使うとものすごく長持ちすると聞きます。
▼スチールプラグレンチいい工具を持つと、メンテナンスをしたくなるので機械にもいいかもしれません。
ではまた。
[C48] No title