スチールのMS361やMS192Tなどのイグニッションモジュールにはマイクロプロセッサーが搭載されています。

これによりケッチンのないスムーズな始動性とアイドリングを実現し、回転数にあわせて最適な点火タイミングに制御し、高回転域ではパワーが出るようにセットされています。
スムーズな始動性と高回転域でのパワーは点火タイミングにとっては相反するもので、今までは両立することはできませんでした。
マイクロプロセッサー搭載イグニッションにはもう一つ大きな役割があります。
それは排気ガス規制です。
点火タイミングを最適化することで、排気ガスもきれいにするということです。
環境問題を考えた場合排気ガスは避けてはとおれない問題です。
数年後にはさらに厳しい排気ガス規制が欧米諸国で実施されます。
マイクロプロセッサーイグニッション搭載チェンソーでないとクリアーできないようです。(キャブレターなども最新型になります)
マイクロプロセッサー搭載イグニッションは機械にとってもメリットがあります。
インテイクパイプやオイルシールから空気が流入すると、エンジンが過回転になります。
通常のイグニッションならばそのまま過回転になり最高回転数以上にまわり焼きついたりエンジンに深刻なダメージを与えることになります。
ところがマイクロプロセッサー搭載イグニッションならば、過回転になるのを防いでくれます。
最高回転数以上に回ろうとすると、点火を制御して回転数をセーブするのです。
焼きつきやその他のダメージを防ぐことになります。
すべての焼きつきを防ぐわけではありません、混合オイルの調合間違いや異物混入の焼きつきは防ぐことはできません。(その他の原因でも)
ただし、逆に考えるとインテイクパイプなどが破損していても気づきにくくなります。
そうするとインテイクパイプから長期間ゴミを吸入する可能性も出てきますので、注意が必要です。
(症状が出にくいので修理や泣かせになるかもしれない)
今以上に点検洗浄整備が必要になるでしょう。
しかしこれは機械を長く使用する事においては、一石二鳥です。
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2006-05-17
スチール
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