先日過酷に使用されていると思われる、MS200が修理には行って来ました。
なぜ、過酷に使用されているかと思ったのは、チェーンソーかなり汚れている、ソーチェン目立てがされていない、切削屑が粉状である、ガイドバーが焼けている。
など、一目見て分かったからです。

チェンオイルが出ていないかどうか点検してみましたが、問題ありませんでした。
チェンオイルが正常に吐出していても、ソーチェンの目立てが悪いとガイドバー、ソーチェンが焼けてしまいます。
さらに目立ての悪いソーチェンを使い続けるとスプロケットも摩擦で焼けてきます。
金属は焼けると疲労してくるので、破損してしまいます。

スプロケットが破損していました。
このような破損のしかたははじめてです。
スプロケットに問題があったのかもしれませんが、やはり私は、チェンソーの使用状況が、過酷だったのでこのようになったと思います。
エアフィルターも点検してみるとかなり汚れていました。
エンジンに相当負担が掛かっていたと思います。
耐久性の高いMS200Tでもこのような使用方法では長くは持たないと思います。
チェンソーはエンジンで木を切るのではなく、ソーチェン刃で木を切ります。
いくらパワーがあるチェンソーを使用しても、刃が悪ければ切れ味は悪いです。
ソーチェンの切れ味が悪くなったならば、すぐに目立てをした方が作業効率も上がりますし、チェンソー自体の寿命も長くなります。
目立ての時間もとれないくらい急ぐときは、替えのソーチェンを数本用意しておくことを勧めします。
時間があるときに目立てをし、ソーチェンをローテションして使えばいいでしょう。
今回のチェンソー修理していて、チェンソーがかわいそうになってしまいました。
がんばれチェンソー!
切削屑が粉状になってきたらソーチェンを交換するか、目立てをしましょう。
ソーチェンの切削屑が削り節のようになっているときは、目立てがされているソーチェンです。
●ブログランキング
▼人気blogランキングへ←ブログランキングへ登録しましたのでよろしければクリックしてください。
(応援お願いします)
※ブログランキングではアウトドア、薪ストーブ、チェンソーアートなどのブログを数多く紹介しています。
@
2006-08-05
修理
トラックバック : 0
- http://chainsawhonpo.blog.fc2.com/tb.php/427-ef52f805
トラックバック
実はこのチェーンソーは個人の持ち物ではなく会社所有のチェンソーです。
数人の方が退職されて、メンテナンスに詳しい方が少なくなったのです。
それと新しく入社した方がチェンソーに詳しくないので、結構無理な使用方法をしているようです。
同じ会社よりまた変わった修理がきましたので、そちらも後日ブログにて紹介します。
(こちらの会社にはチェンソーの使用方法を新しい方にきちんと教えてくれるようにはお願いしています。)
多分これからこのような修理は減ってくると思います。