新しいタイプのソーチェンには、ドライブリンクのところにオイルだまりの丸い穴があいているタイプの物があります。

スチール製のソーチェンにはリベットにオイルが回りやすくするために溝が付けられている物もあります。
この穴があいている事でソーチェンが切れやすくなったりすることは、通常の使用に置いてはまずあり得ません。
ただし、スプロケットが悪かったりガイドバーが悪いとソーチェンが切れやすくなる可能性はあります。
ドライブリンクに穴が無くても、この場合はソーチェン切れやすくなると思いますが・・・
すごいスプロケットを紹介します。


ここまで摩耗するスプロケットは珍しいです。
個人のユーザー所有のチェーンソーではまず見かけませんが、会社所有のチェンソーではたまにあります。
ちなみに新品のスプロケットはこちら↓


溝、段差等はないのが新品です。
メーカーにより交換の目安は違いますが、だいたいが0.5~1mm位段差が付けば交換するようになっています。
そうしなければ、ソーチェンがこのようになります。
↓上側が悪いソーチェン、下側が新品ソーチェン

ドライブリンクの下側が摩耗したり破損してしまいます。

↑ひどくなるとここまで破損することになります。

↑これは新品ソーチェン
このようにひどく摩耗したスプロケットを使用し続けるとソーチェンがすぐ悪くなります。
そして悪いソーチェンを使用するとガイドバーまですぐに悪くなってしまいます。
そうすると、ソーチェンが外れやすくなったり、切れやすくなったりします。
とても危険なので、このように高速で回転する場所の部品はこまめに点検することをおすすめします。
これは私の考えですが、スプロケットの摩耗を遅らせるコツはソーチェンの目立てをこまめにやることではないかと思います。
切れるソーチェンはショックも少なく負荷もとても少ないと思うからです。
チェンソーは点検整備を怠ると思わぬ事故やケガにつながりますので、注意が必要です。
目立てのしかたや簡単な点検整備など書いてある教則本と、ビデオは
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2006-08-15
修理
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スプロケットの摩耗ですが、メーカーの交換基準は段差が0.5~1mmで交換するようになっています。
昔は、少々段差があっても交換していなかったのですが、チェンソーのパワーがアップしてきたせいか、早めに交換しないとソーチェンがすぐに切れてしまうようになりました。
部品代としても3000~4000円くらいのものなので、ケガや事故につながらないように早めに交換するように、ユーザーの方にはお願いしています。
ではまた