先日も、ハスクの日本未発売の草刈り機について書きましたが、今回少し書いてみたいと思います。
数年前までハスクバーナも草刈り機を販売していました。
OEM商品ではなく、スウェーデン製の製品だったと思います。
E-テックエンジンという2ストロークエンジンを搭載していて、排気ガスもきれいで、パワーもあるというエンジンだったと思います。
詳しい内容は忘れてしまいましたが、捜せば資料が見つかるかもしれません。
ハスクバーナの草刈り機も悪くはない製品でしたが、日本人には重量が少し重いという理由でなかなか売れなかったと思います。
しかし、ハスクバーナの草刈り機をほしがるユーザーの方もいることはいます。
ハスクバーナのファンのかたや大排気量の草刈り機がほしいという方です。
60ccもある草刈り機は日本にはないので、その問い合わせがありました。
草刈り機の他にも色々いい製品はあります。
2005年度のカタログを見ていたら、ヘッジトリマーがいいではありませんか、日本未発売だったので、ヘッジトリマーのページは読み飛ばしていたのですが、読んでみるとなかなか良さそうなのです。

分かりづらいかもしれませんが、防振システムがスプリングでブレードの長さも72cmと100cmと用意されています。
ヘッジトリマーは振動がすごく、この振動ですごく疲労が溜まるという機械です。
ついこの間、スチールの新製品で防振がスプリングのヘッジトリマーが出ましたが、ハスクバーナは数年前から防振がスプリングだったのです。
そして、新ダイワからはこの間ブレード長100cmのヘッジトリマーが発売されました。
ハスクバーナはこのように数年前からいい製品を出していたのに、日本で未発売だったのは、悔やまれます。
私もヘッジトリマーを修理し試運転で10分~15分使用するだけで、手がしびれてだるくなるなと感じていたので、スチールがスプリング式の防振システムで振動の少なさに感動した物でした。
そのスチールよりも数年も前にスプリング式の防振システムにしていたのに日本未発売だったのは本当にもったいなかったと思います。
うまくマーケティングすれば結構売れたのではないでしょうか。
ただスチールは新しいので重量が少し軽くなっています。(400gほど軽い)
しかし、ブレードのサイズがワンサイズしかないし、まだ対抗する余地はあるかもしれません。
今現在、ヘッジトリマーはゼノアが日本市場シェアがすごいのでこの牙城を崩すのは大変かもしれません。
ハスクバーナのヘッジトリマーは使用したことはありませんがゼノア、スチールのヘッジトリマーは使用したことがあります。
私が使い比べたところでは、防振、性能、仕上がりのきれいさではスチールの方がかなり上だと思います。
ただスチールはブレードが長いのでゼノアの製品より若干重いのです、また長い分取り回しが悪く感じられるかもしれません。
スチールのヘッジトリマーもすごくいい製品だと思いますが、マーケティングをうまくやらないと、防振、性能、仕上がりのきれいさなどは言葉だけでは伝わらないと思います。
金額の安さだけならば、チラシや、言葉で伝わりやすいですが・・・
▼スチールHS86Tヘッジトリマーこちら話を戻しますが、このようにハスクバーナの製品もいい物がたくさんあります(日本未発売の中に)
ただ、時代の先を行きすぎていたのかマーケティングがまずかったのか草刈り機は販売中止になってしまい、また他メーカーに先駆けていいシステムを使用した製品があったのに、日本に出していなかったのはもったいなかったと思います。
しかし、日本の場合いい製品を出しても売れないことがあります。
それは、価格とサイズの問題です。
欧米では、少々価格が高くても体に負担の掛からない物を選ぶ事が多いようですが、日本の場合まず価格、そして性能、最後に体に対する負担という具合に選ぶ基準がなっているような気がするからです。
(一概にそうだとは言い切れませんが)
それにサイズも重要な要素です。
持ちやすさという部分では人間工学を考えていますので、逆に使いやすいと思うのですが、重量や長さ等が若干大きめになっていると思います。
サイズの種類を増やせば、結構売れると思う商品はたくさんあります。
まあしかし、ハスクバーナも世界市場をターゲットにしているので、小さい日本市場専用の機械を用意するということは難しいのかもしれません。
新しい2006年度版カタログを見ていると、アクセサリーなどもいい製品がたくさん掲載されています。
しかし、日本未発売の物も結構あるので残念です。
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