前回の続きです。
お客さんは、353チェンソー修理をしない事にしましたが、なぜやめたかというと、修理金額が高くなるからです。
当店では、クランクケースを分解するところまで行う場合、工賃だけで1万円から1万5千円ほど掛かります。
ハスクバーナの修理工賃の目安だと3万円ほど掛かります。(本来はこれくらいが妥当なのかもしれません)
修理時間も3~4時間ヘタをするともっと掛かる場合もあるかもしれません。
新品のチェンソーを分解して組み立てるだけならば、1~2時間で出来るかもしれませんが、修理機となるとそうはいきません。
まず洗浄することから始まり、そして分解しながら洗浄を繰り返していきます。
悪いところがないか点検しながらですから、結構時間は掛かりますし大変です。
ですから、やはり修理工賃はこれくらいかかると思います。
それ以外にも、クランクケースを分解するとたいていオイルシールやガスケット等の部品は交換しなければなりません。(劣化破損していることがほとんど)
クランクケースにひびが入っていた場合は、これも交換になります。
片方で数万円します。両方のクランクケースがひび割れていたらその倍です。
古いチェンソーだとその他の部分も摩耗しているでしょうし交換が必要な部品が多くなります。
そうすると、修理金額が相当高くなり、新品の機械の価格に近くなると修理するかどうか考えてしまいます。
修理して新品の機械と同じようになるならば修理した方がいいですが・・・
しかし、新品の機械のようになることはありません。
しかも、古い機械ならばなおさらです。
色々なことを天秤に掛け、修理するかどうかを判断しなければなりません。
今回のチェンソーは実売価格が6万5千円ほどなので修理を中止した次第です。
ずいぶん昔の新ダイワE380というチェンソーで、当店でこのような症状が出た事が2件ほどありました。
小型チェンソーですし、軽量化を図るために無理がきたのでしょうか?
マフラーから白煙が出る場合は、このように致命的な場合もあります。
ただし、このようなケースはほとんどありませんので、白煙が出る場合は燃料を一度交換してみることです。その際はいい燃料を使用しましょう。
また、白煙が出るような燃料を使用しているとプラグをダメにしたり、排気ポートやマフラーを詰まらせたり、ひどい場合はエンジン焼き付く場合もあるので注意が必要です。
人気blogランキングへ←ブログランキングへ登録しましたのでよろしければクリックしてください。
コメントの投稿