ハスクバーナのチェンソーには数字の後ろにXPと表示されている物とされていない物があります。
これは、XPと表示されている物がプロ機、プロフェッショナルチェンソーという位置づけになります。
XPが付いていると価格の方も跳ね上がりますが、機械の性能も段違いと思っていいでしょう。
ハスクバーナXPを持っているユーザーがハスクバーナのXPなしのチェンソーを使うと物足りなさを感じると思います。
XPなしのチェンソーが、排気量が大きくカタログデータの出力が大きくても、XPチェンソーの方がカタログデータ以上のパワーを感じさせます。
また耐久性なども数段上かと思います。
XPについて裏話を一つ、もう時効だと思いますので書かせてもらいます。
以前246XPというチェンソーがありました。
242XPの兄弟機で本体の作りはほとんど同じで、排気量少し大きくデコンプが付いているチェンソーでした。
242XPにデコンプが無くユーザーの間からデコンプ付があればいいのにという要望があったのです。
(242XP圧縮が大きい方でエンジン始動に力が必要だと感じる方が多くなってきていた。高齢化)
それに答えたかどうか定かではありませんが、タイミング良く出てきたチェンソーでした。
お客さんは242XPの排気量がアップして、デコンプが付いてきたということで結構人気はありました。
ただし、ピストンシリンダーの材質等は242XPと同じ物でなくどちらかというと42と同じ物でした。
一応そのことはお客さんに伝えてはいました。
エンジン最高回転数も若干低かったですし、まあそれは排気量がアップしたのでしょうがないかとも思いましたが。
少しずつ、242XPの方が246XPよりもパワーがあるし調子がいいという声が聞こえてきました。
やっぱり242XPがいいという人が圧倒的に多かったのです。
246XPもいい機械だとは思いますが、242XPの出来が良すぎたのでしょうがないかもしれませんでした。
ふと、世界共通カタログをよく見てみると246XPではなく、246とだけで表示されているのです。
日本独自のカタログには246XPと表示しているのに、世界共通カタログや英語版のカタログには246とだけの表示になっていたのです。
本国の方では、246をプロ機として扱っていなかったようです。
当時の営業の方に聞いてみると、笑ってごまかされました。
このようにほとんど同じ作りであるチェンソーでもXP表示機とそうでない物はなにかしら違いがあるのです。
ですから、ハスクバーナは今XPキャンペーンを実施して、ハスクバーナ本来の性能を知ってもらおうとプロ機をセールスしているのです。
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ハスクバーナは242XPの後継機種として346XPと考えているのではないかと思います。(XPと世界共通カタログにも表記されているので)
346XPも242XPに負けないくらい、パワーはあると思いますし、排気量が大きいのでトルクは346XPが勝っているかもしれません。
その他人体に対する悪影響の低さも346XPの方が上だと思います。
高回転で回るという事と吹け上がりの良さということでは242XPの方が上だと思います。
それと大きい声ではいえませんが、耐久性でも242XPの方が上のような気がします。
古くなっても性能(パワーとか)が落ちないような気がするのです。(気のせいかもしれませんが)
まあ私が242XPに惚れ込んでいたので、ひいき目で見ていたのかもしれません。
そして346XPに対しては242XPの後継機種だと思い過度に期待しすぎていたのかもしれません。
パワー的に同じくらいだったので、少しがっかりしたのは事実です。
しかし、その他のところはやはり新技術を投入してきていたので、性能はアップしていました。
振動や操作性は良くなったと思います。
ピクセルチェンについてはアントンセン氏もおすすめしていました。
機械にも負担が少ないし、作業が速く終わり人体の負担も減るといっていました。
ただピクセルのガイドバーはノーマルに比べ弱いので腕を必要とするガイドバーといえるかもしれません。
もう少し丈夫だといいのですが・・・
それではまた