チェンソーを使用していて、木が切れなくなった。
チェンオイルは出ているのに、ソーチェンの動きが悪くなる。
ソーチェンの張りが使用中に強くなり、動かなくなる。
ガイドバーが焼けてしまう。
ソーチェンに焦げたようなカスがついてしまい、ソーチェンが粉っぽくなってしまう。
チェンソーを使用していて、上記のような状態になったことがないでしょうか。
チェンオイルが出ていないときもこのような状態になるので、まずチェンオイルが出ているかどうかを点検してください。
チェンオイルが十分に出ているのにこのような状態になる場合は、ソーチェンの刃が悪くなっています。
すぐに目立てをするか、ソーチェンを交換しなければなりません。

↑上のソーチェンは新品で下が切れないソーチェンです。
赤い矢印のように焦げたカスがついてしまいます。
青い矢印のところは、汚れを落としたところです。
このような汚れがついたソーチェンはすぐに目立てをしなければなりません。
使いつづけると、チェンソーの方に大きなダメージを与えることもありますので、十分注意してください。

汚れを落としたカッター部の拡大写真です。
上刃の青い矢印部分かなり刃こぼれを起こしています。
この状態ですと、まず正常に木は切れていません。
上刃だけで考えると赤い線のところまで、丸ヤスリで落としてやらなければなりません。
当然、横刃がもっと刃こぼれしている場合は横刃に合わせて目立てしなければなりません。(ほとんどの場合上刃のほうが、刃こぼれはひどいです)
また、すべてのカッターは、目立てをすると一番小さくなる、カッターの長さに合わせなければなりません。
ですから刃こぼれを起こした場合、目立てをするのは大変な作業になります。
刃こぼれを起こす原因は、チェンソー使用時にソーチェンを地面に当てる、木に砂や土、石が付いている、木に釘が刺さっている、などです。
高速回転しているソーチェンが、このようなものに瞬間的に触れただけでも、まずすべてのカッターは上記写真のように刃こぼれしているはずです。
ほんとにアッという間に、刃こぼれしてしまいますので、刃こぼれしたことに気づかないことも多々あります。
ですから、ソーチェンを交換してまだ木を1本しか切っていないのに、切れなくなったということもあります。
刃こぼれしているかどうか判断するには、切削屑を見ることです。
切削屑が粉状ならば、刃こぼれを起こしています。
正常なソーチェンの切削屑は下記の写真のようになっています。

左は良く切れているソーチェンで、右はそろそろ目立てが必要なソーチェンの切削屑です。
木の種類や縦挽き横挽きで切削屑の大きさは変わりますので、断言は出来ませんが、切れているソーチェンはこのような切削屑が出ていると思ってください。
上の写真拡大↓


粉状の切削屑が出ているときは、必ず目立てが必要だと思ってください。
また、刃こぼれしていなくても切削屑が小さく粉状ならばやはり目立ては必要です。
チェンソーを使用する際、地面だけを注意していてもいけません、特に大木になると石をかんでいたり、釘が刺さっていることもあるからです。
また玉切りなどをする際は、丸太自体に土や砂がかかっていると、それだけでソーチェンは刃こぼれを起こしてしまいますので、必ずよくホウキなどで切るところをきれいにしてから作業するようにした方がいいと思います。
特に地面に置いてあった丸太には、必ず土、砂がついていると思った方が良いでしょう。
チェンソー作業時には目立て関連の道具も必要最低限のものは、携帯した方がいいでしょう。
また、交換用のソーチェンがあるとさらにいいかもしれません。
▼目立て関連道具近いうちにソーチェンのセールを実施しようと思いますので、よろしくお願いします。
スチール、ハスクバーナ、純正品です。
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