今日は専用工具、特殊工具を自作することを書いてみたいと思います。
このように書くと、すごそうな工具を作ると思うでしょうが、実は燃料フィルター交換時に使う、フックです。

針金で作った、燃料ホースを引っ掛けるフック状のものです。
簡単なものです。
簡単なものですが、私は少しこだわっています。
まず、材料はステンレス製の線径1.50~1.60mmのものを使っています。
ステンレスは錆びに強く強度もあるのでいいと思います。
なぜ1.50~1.60mmのステンレスを使うかというと、錆びがこないしいつまでもきれいに輝いているからです。
またこれくらいの線径のものが強度的に最適だと思うからです。
フック状のところはホースを引っ掛けて引っ張り出すときでも、フックが真っ直ぐに伸びることはありません。(フック状のまま)
そして、ある程度簡単に曲げ伸ばしができるので、タンクの形が少し変わっているものでも燃料ホースを探し当てることができます。

青い矢印の所、このように曲げやすいというのが意外と重要です。
チェンソーの燃料ホースを引っ掛ける場合は、このように曲がる必要はないかもしれませんが、草刈機やヘッジトリマーなど機種によっては、燃料タンクの口から燃料ホースのところまで、入り組んでいるものがあります。
そのような時は中ほどを曲げてから燃料ホースを探し出し引っ掛けます。
赤い矢印のところ渦巻状に巻き込んでいますが、これは長さを長くしなければ燃料ホースに届かないときに、伸ばせるようにこのようにしています。
また、渦巻状にしていることでつかみやすくなっていると思います。
作り方。
ラジオペンチが一つあれば簡単に作れます。
しかし、作る際に注意点もあります。
燃料ホースはたいていゴムで出来ています。
針金にバリが出ていたり、先端がとがったままだと、燃料ホースに穴をあけたり切ったりします。
上の写真、青い丸を拡大したところ

まず最初に適当な長さに針金を切ります。
そして、切り口をサンドペーパーで磨き、バリやとがったところを滑らかにします。
フックの先端を青い矢印のように、ラジオペンチ等で折り返します。
この作業をするときラジオペンチで針金にバリができることがあります。
針金全体をよく観察し、また手でよく触り、バリが出ていないか十分確認します。
バリが出ていた場合は、サンドペーパーでバリを落として滑らかにしてください。
自分の使いやすい形、長さにすれば、これで出来上がりです。
燃料フィルター交換用フックは、針金の材質、サイズ等、ご自分の使いやすいものを使用してかまわないと思います。
ただ、バリや先端のとがったところをきれいに処理して、滑らかにしておかないと燃料ホースに傷をつけることがありますので、十分注意ください。
それではまた。
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