先週、2月23日にスチールの新製品発表会がありました。
MS192Tというトップハンドルのチェンソーがありますが、それのリアハンドルタイプです。


他社の同等クラスのチェンソーと試し切り等しましたが、今のチェンソーは本当に軽くなりました。
まあ昔から軽いチェンソーはありましたが、あまりに軽いチェンソーは使い捨てという感じでした。
(量販店仕様のチェンソーなど安い価格の物)
日曜園芸程度には使えるでしょうが、プロにはまず無理だと思います。
しかし、今回他社のチェンソーも試し切りして、感じたことがあります。
国産のチェンソーも良くなったなーということです。
MS200Tが発売されたときは、他社のチェンソーは切り比べをしてはっきり差を感じることが出来ましたし、価格も3万円ほど高かったですが、プロユーザーはあっという間にMS200Tに変わってしまいました。
今回は、MS200Tの時のような差はあまり感じませんでした。
確かに排気量が30cc前半なのでパワーの差などあまり体感できないとは思いますが・・・
ただ、k社の2700と3200は排気量の差を感じました。(26.9ccと32.3cc)

試し切りの材は樫の乾燥した物で、このクラスのチェンソーには少々酷な材でした。
スチールMS192C結構切れると思ったのですが、ソーチェンが他のチェンソーの物よりアサリの狭いピコマイクロミニが装着されていたので、それを差し引いて、同等くらいかなと思いました。
他の販売店の方とも色々はなしたのですが、やはりこのクラスはドングリの背比べのようです。
私自身もパワーに関しては、あまりさは感じなかったというところです。
その他に感じたことは、振動です。
これはスチールがやはり優れているようでした。
防振システムにスプリングを採用しているので、振動吸収に関しては優れていると思いました。
これは重要な要素です、プロの方に聞くと長時間作業すると振動がある機械と少ない機械では疲労度が全然違うということでした。
特にこのクラス、軽量チェンソーは振動が一番激しくなります。
次に自動チェンブレーキはスチールとK社の3200にしか付いていないようでした。
エンジン始動性については、どこのメーカーもものすごく掛かりが良くなっています。
スターターシステムにアシストが付いているのと、マイクロプロセッサー内蔵のイグニッションモジュールが効いているのでしょう。
最後に耐久性はどうかと思います。
どこのメーカーも軽量化のためプラスティック部品を多用しています。
落としたり、乱暴に扱うと破損するおそれはあるでしょう。
スチールMS192はトップハンドル仕様が2年前から販売していますが、エンジン電機系など目立った不具合はないようです。
ソーチェンピコマイクロミニを装着しているので切れ味等もあまり不満はなさそうです。
ただ林業のプロの使用には耐えられないかと思います。
(枝打ちの実ならば大丈夫でしょうが)
軽量であるということと防振が優れている(スプリング)ということでカービングチェンソーに向いているかもしれません。
カービングの経験がないのでよく分かりませんが・・・
次回は、分解したエンジン等を紹介したいと思います。
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少しおたずねさせてください。
『グリップのR形状が丸く角が取れていれば完璧ではないでしょうか。』
これはフロントハンドルの形状が緩やかにカーブしているということでしょうか。
私は本当に、カービングチェンソーについて知識がありませんので、どのような形状の物がいいのか。
またどのような使い方をするか、よく分かっていません。
正直なところカービングをしているところはテレビでしか見たことがありません。
チェンソーの修理はしますが、チェンソー作業は素人ですので・・・
近いうちに色々な角度から写真を撮ってアップしたいと思います。
いつも貴重な情報をありがとうございます。