スチールMS200Tチェンソーのチェンブレーキの修理がありました。
さもチェンブレーキ部を分解して修理したように書いていますが、実は中古のガイドバーカバーとそっくり入れ替えました。

ぱっと見ただけではどこが壊れているか分からないと思います。
竹や雑木を切っているようで、笹の枝葉を払っているようでスプロケット部に巻き込んでいました。
一部がブレーキバンドに食い込んでいたりしたようです。
とにかく洗浄しなければなにがどうなっているのか分からないので洗浄します。

本体の方もかなり汚れていました。

青い矢印は笹竹の枝です。
これをたまにウォームギアに巻き込んでウォームギアをダメにしてしまいます。


今回はウォームギアの方、大丈夫でした。

きれいに洗浄し、オイルホースなども点検します。

青い矢印のところの隙間がすごくあいているようならば、ウォームギアとこの部分のカバーを交換しなければなりません。
木を切るときにはここの隙間が広がってくる事はないのですが、笹などを払ったりすると笹を巻き込んでこの部分が広がってきます。
そうすると太い笹までが内側に入り込みウォームギアやオイルポンプを壊したりします。

さてチェンブレーキの方ですが、青い矢印のところが切れていました。
ブレーキバンドも消耗品なので長い年月ハードに使用すると摩耗して切れることもあります。
ブレーキ部も洗浄した際は必ず点検するようにしてください。
いざというときにブレーキの役目を果たさないと大変なことになる可能性もあります。
下の赤い矢印の所は、チェンキャッチャーです。
初期型の020Tと呼んでいた時にはこのタイプのチェンキャッチャーが付いていました。
上の赤い矢印の所には付いていない。
今はどこに付いているかというと、スパイクバンパーの下側に同じネジで取り付けてあります。

このようなアルミ製のものです。
これも消耗品です。ソーチェンが外れた際にここで受け止めるようになっていますが。ソーチェンよりも壊れやすくなっています。
壊れやすくなっていることでソーチェン自体が破断することを防いでいます。
ですからソーチェンが外れたときはチェンキャッチャーが折れてしまっていることもありますので、チェンが外れた際は必ず点検するようにしましょう。
こうやってみるとチェンソーは以外と点検する箇所があると思います。
日常の点検箇所などは取扱説明書に書いてあると思いますので、良く読んでください。
それではまた。
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追伸、当店で以前チェンソーをご購入してくださった方にユーザーページをご用意しようと思っております。
そちらの方にも色々とメンテナンスのしかたや注意点等の情報をまとめるつもりですので、しばらくお待ちください。
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