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キャブレター、燃料ポンプエンドカバー汚れ

キャブレターの燃料ポンプは、クランク室からの正負圧によって動かされています。
▼キャブレターの仕組み

クランク室とポンプ部はインパルスホースなどでつながっています。
インパルスホースが外れていたり、切れたりしていると、エンジンが止まったりエンジン始動しなかったりします。
このときはキャブレターを調整してもまったくダメでしょう。
燃料自体がキャブレターに吸い上げられませんので、調整の意味がないということになります。
(燃料多くする方へ調整しても燃料が上がってきていないので)

インパルスホースはメーカー、機種によって様々な種類があります。
ゴムホース、樹脂製インテークパイプと一体化しているものなどです。

ハスクバーナ346XPなどはインパルスホースは燃料ホースより材質の良いゴムを使用しているようです。
▼346XP

ですから、インパルスホースが破断して、交換する際は燃料ホースを使用しないほうがいいようです。

緊急で応急処置の際は大丈夫ですが、仕事が一段落したらきちんと交換したほうがいいと思います。
(燃料ホースでもかなり長い期間もつとは思いますが)


エアフィルターが破損していたり、ゴミがたくさん付着していたりすると、エンジン内部にゴミが進入していきます。
またコンペンセーターシステムがついていない機械だと、燃料過多になります。

そうすると、当然エンジン内は汚れてしまいます。

パルスホースを通じてキャブレター内まで汚れてしまいます。
下ポンプエンドカバー

このように真っ黒になってきます。
木屑が炭化したものやススだと思われます。
ひどいときは木屑自体が入っていることがあります(オガクズ状の)
粗悪な混合ガソリンを使用していても真っ黒になりやすいです。

メーカーの故障分析本にはポンプダイヤフラムの動きを阻害するくらいのゴミが蓄積しているものもありました。

下、正常なポンプエンドカバー

新品に近い機械のキャブレターですのできれいです。

混合ガソリンを使用するので長期間使用していると若干黒く汚れてくると思います。

しかしそれよりも、エアフィルターの破損、汚れの方が影響は大きいと思います。


このポンプエンドカバーにこれだけススや汚れがついているということは、エンジン内にもかなりススがたまっていると考えられます。

木屑などを吸い込んで炭化しているものがあったりすると、ピストンシリンダーには悪影響があると思います。

次回は、悪影響について少し書いてみたいと思います。

それでは


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