
これは、ハスクバーナ346XPチャンバー仕様デモ機です。
このときは、ガイドバーも付いていなかったので、試し切りはしませんでした。
以前、同じような242XPのチャンバー仕様のデモ機で試し切り(玉切り)をした事があるのですが、すごく良く切れました。
当然ソーチェンの目立ては、万全でしたがそれでも言い切れ味だったのを覚えています。
このときの242XPは16000rpmを軽く越えていたようでした。
実用性はないデモ機ですが、おもしろいと思います。
また、このチャンバーというマフラーのすごさも実感しました。
バイクなどでこのマフラーを使用することがよく分かりました。
チャンバーはこの独特の形状で燃焼ガスを効率よく排気することができるそうです。




排気効率を上げるには、マフラーがない方がいいような気がしますが、そうではないようです。
詳しくは私も分かりませんが、排気ガスは空気の固まりとしてこのチャンバーの中を移動していくようです。
そして、チャンバーの排出口(細いところ)を高速で排気ガスの固まりが抜けていきます。
抜けていくときにチャンバーの中が負圧になり、シリンダー排気ポートから今出てこようとしている排気ガスを吸い出す効果があるそうです。
(以前バイクに雑誌で読んだ事がある情報で、うろ覚えです)
F1などのレーシングカーもタコ足とかいう排気管でこの効果を使用しているそうです。
242XPのチャンバー仕様デモ機はかなりうるさかったと思います。
マフラーの消音効果はあまりまかったと思います。
この346XPチャンバー仕様デモ機も同じような感じでしょう。
ピストンシリンダーがマグナス・キットかどうかは、聞かなかったので分かりません。
マグナス・キットとはマグナスさんという方がピストンシリンダー、クランクなどを手作業で磨き上げ、チューンナップしたパーツキットのことです。
このチューンナップしたパーツだけで346XPが購入できるくらいの価格だったらしいです。
以前はこのキット販売していたようですが、今は販売していないようです。
マニアの方しか需要はなかったと思いますが・・・
ピストンシリンダーの話が出たので少し書いておきます。
242XP時代はピストンシリンダーはニクロムメッキだったのですが、346XPなどの現行機種はニカジルメッキになっているようです。
(242XPでも後年はニカジルメッキのものもあったようです)
ニカジルメッキはかなり硬いメッキのようです。
346XPなどの現行機種のニカジルメッキ仕様のエンジンは最初の2~3タンクくらいエンジン回転が若干あがらないようです。
しかし、あたりが出てくればエンジン回転も上がりだし、吹けも良くなるので、購入直後にエンジン回転があがらないということで、キャブレター調整はしない方がいいと思います。
ニカジルメッキはレーシングカーやスポーツカーによく使用されているメッキのようです。
ハスクバーナの現行機種は最初はエンジン回転があがらないような気がしたり、吹けあがらないような気がしたりしますが、2~3タンクまたは数日使用するとあたりが出てきて、回り出すと思います。(メーカーの方もいっていました。)
また346XPは最高回転数もシビアに最高にあげなくても、トルクバンドの幅が広く、鋸断時のパワーは十分に出るようです。
少し話がそれてしまいましたが、ハスクバーナ346XPチャンバー仕様デモ機を見かけたら、エンジンを掛けてくれるよう頼んでみてはどうでしょうか。
また試し切りのチャンスがあれば、是非一度やってみてください。
それではまた。
▼人気blogランキングへ←ブログランキングへ登録しています、よろしければクリックしてください。(応援お願いします)
チャンバーのフォローありがとうございます。
なにぶん20年前くらいに読んだ雑誌の記憶でしたのでうろ覚えでした。
また、チャンバーの仕組みが良く分かりました。
絞ってあるのは未燃焼ガスを押し戻すためだったのですね。
これからも、よろしければいろいろと教えてください。
意外と間違ったことも書いてあるかもしれませんので・・・
以前もピストンにすごい傷がついていると書いていたら、それは排気デコンプの溝だったということがありました。
ブログに掲載のままですが・・・
それでは