
上のピストンストッパーはハスクバーナ製の工具です。
ピストンストッパーはスプロケットを交換するときなど、クランクシャフトの動きを押さえたいときに使用する工具です。
たまにスプロケットを交換するときに、フライホイールを固定してクランクシャフトの動きを押さえる方がいますが、これは厳禁です。

1の半月上の部品が破損したり、フライホイール自体が破損することもあります。
1の部品が壊れると点火のタイミングが狂いエンジンの調子が悪くなります。
また修理に出したときなどここが悪くなることはまずありませんので、あちこち分解点検することになり、工賃が高くなるでしょう。
クランクシャフトを固定するときは必ずピストンストッパーを使用するようにしてください。
今までスチールチェンソー用のピストンストッパーはネットショップで取り扱っていませんでした。
スプロケットを交換するのにクランクシャフトを固定しなくてもいいチェンソーがほとんどで、MS200など固定しなければ交換できないチェンソーには最初から工具として付属していたからです。
しかし今回ネットショップにアップすることとしました。
工具を無くしてしまったり、MS192C-Eチェンソーには専用のストッパーが必要で標準でピストンストッパーが付属していないからです。


右はほぼすべてのスチールチェンソーに使用できるピストンストッパー
真中がMS192C-Eチェンソー専用のピストンストッパー
左が4Mixエンジン用のピストンストパーです。
4Mixエンジン用とMS192C-Eチェンソー用のピストンストッパーは他の機種に使用できません。
また、これらの機械は他のピストンストッパーが使用できませんので注意してください。
ハスクバーナのピストンマウントデバイスという工具にもピストンストッパーが付属しています。


右からスチール、真中ハスクバーナ純正、左マウントデバイス付属品となります。



スチール製とハスクバーナ製は似たような形をしています。
たぶん使い回しはできるかと思いますが、専用を使用するほうがいいかもしれません。
微妙な形の違いが使いやすさに影響するのかもしれないので・・・
ピストンストッパーを使用する際はプラグ回りをきれいに洗浄しピストンストッパー自体もきれいにしてから作業を進めてください。
シリンダーの中に差し込むので、汚れ等十分に注意してください。
それではまた。
次回はピストンストッパーの注意点などをご紹介したいと思います。
ブログランキング
人気blogランキングへ←ブログランキングへ登録しましたのでよろしければクリックしてください。 (応援お願いします)
後日、MS192C-E専用のピストンストッパーの図解説明画像を掲載しますので、ご期待ください。
通常のプラスティック製ピストン押さえと同じ使い方です。