先日、ユーザーの方よりバイオエタノール含有のガソリンについて問い合わせがありました。
日本でこれから販売するバイオエタノール含有ガソリンのバイオエタノール含有率は3%程度となっています。
かなり濃度が低く、影響は少ないと考えられます。
外国ではエタノールの濃度がとても高い物や粗悪なガソリンなどで、キャブレターや燃料ホースなどのゴム製部品が、劣化しエンジン不調になるということが多くあったようです。
確かに、アルコールはゴム製部品に対し、影響はあるようです。
しかし、今回日本で発売されるバイオエタノールガソリンは濃度が低く影響は少ないと思われます。
また、今現在はアルコールに強い部品を使用しているようなので、あまり神経質にならなくてもいいようです。
どちらかというと無印のガソリン、どんな添加剤が入っているか分からないガソリンの方が、悪影響が大きいと思います。
できれば大手石油メーカーのガソリンを使用する方が、安心だと思います。
それと世界的に見れば、すでにバイオエタノールガソリンは発売されており、各メーカー(日本メーカーも含む)それぞれすでに対応していると思います。
ハスクバーナ、スチール両社に尋ねてみましたが、あまり心配はしていませんでした。
日本のガソリンは、世界的に見ても品質が高く、安心できるようです。
ただ、ガソリンも有機溶剤ですし、長期間たつと劣化し変質してきます。
そうすると部品などに悪影響を与えることが考えられます。
機械を長期間使用しないときは、燃料を抜いて保管することをおすすめします。
次に部品について少し。
異論はあるかもしれませんが、燃料ホースの耐久性が高いのは、スチールだと思います。
当店では修理もしますが、スチール製チェンソーの燃料ホースを交換する頻度は他メーカーに比べてかなり低いと思います。
いい素材を使用していると思います。
部品価格は若干高めですが、耐久性が高いとあまり気にならないと思います。(でも気になるかな・・・)
キャブレターについて。
アルコールはキャブレター内の部品に悪影響を与えます。
アルコールに強い材質の部品にしなければ、すぐに劣化してエンジンの調子が悪くなります。
実はかなり前からキャブレターメーカーは試行錯誤をしていたようです。
ポンプダイヤフラムの写真です。

右はゴム製のダイヤフラム、左は繊維の織物にコーティングした素材
昔のキャブレターはこの2種類の素材のダイヤフラムをよく見かけました。
たぶん左側がアルコールに対応する素材なのかもしれません。(私の考えです)

右は透明なプラスティックかセルロイドのような素材のダイヤフラムです。
左は黒いプラスティックかセルロイドのような素材です。
今現在はこの2種類の素材のダイヤフラムをよく見かけます。
今まで、あまり気にしていませんでしたが、ハスクバーナのかたから聞いたのです。
アルコールに強く耐久性のある素材を使用してるということを
今思うとダイヤフラムの素材も良く変わったなと思います。
ただ、メタリングダイヤフラムはゴム製のままのようです。
動きが重要なのでゴム製がいいのかもしれません。
(私がゴム製だと思っているだけで本当は違うのかもしれません)
とにかく、私が心配するよりもずっと前からメーカーの方は色々と対応策を考えていたようです。
これからもさらにいい素材を使用した部品が出てくることでしょう。
最後にバイオエタノールガソリンの使用に関しては、今のところ問題がないようです。
新たに問題が発見された際は、すぐにお知らせいたします。
それではまた。
追伸、
支離滅裂な文章におつきあいくださり、誠にありがとうございます。
文章を書くに当たって、何の計画も無く、ただ書きつづっています。
大変読みにくく、同じ事を繰り返していることもありますが、何卒ご容赦くださいませ。
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