ハスクバーナ550XPチェンソーのファームウエア書き換えについて少し書いてみたいと思います。
550XPのユーザーさんにファームウエアのアップデートを知らせてもなかなかアップデートに来てくれません。
まあ調子よく使用しているので、早急にアップデートする必要もないと思っているのでしょう。
何も問題がないのならそのまま使用しても問題ないと思います。
ファームウエアに重大な問題があれば、メーカーから至急アップデートしてくれと連絡があると思います。
そういう連絡がないので、調子よく動いていれば別段あわてなくてもいいのかもしれません。
(私が知らないだけだったりして(笑))

結構使っていると思われる550XPです。

エンジン始動してみましたが、すんなり始動します。
しばらく使用してエンジンが温まった状態での再始動性が悪いということでしたが、ハスクバーナ550XPの始動方法を知らせてからは、あまり問題ないのかもしれません。(始動性がが悪いと連絡がないので)

キャブレター側に大きなゴミは入ってきていませんが、小さいゴミは入ってきています。
エアインジェクションでも小さいゴミを分離することは難しいと思います。

エアフィルターの内側にもゴミが侵入しています。
クランプでしっかり押さえるタイプですが・・・

メッシュタイプで2分割式のエアフィルターです。
やはり紙フィルターでネジ止め式の方がゴミの侵入は防ぐと思います。


脱落防止のバーナットが壊れています。
今は通常のバーナットで押さえています。
※一寸一言
バーナットが良く外れてなくなってしまうという方が結構います。
原因として考えられるのは、バーボルトのネジ山を変形させてしまっていたり、バーナットを締めつける際にバーボルトのネジ山にゴミを付けたままナットを取付けたりするからだと思います。
バーボルトの回りのゴミはチェンオイルを含んだ粉状の木くずが多いと思います。
それらのゴミがネジ山についているとネジの効きが甘くなるかもしれません。
ガイドバー、スプロケット回りの掃除やメンテナンスはしっかりやった方がいいと思います。

キャブレター周りをきれいにしてソケットを外してパソコンと接続します。
パージポンプがセミの目に見えます。(笑)

もう一台の550XP
ガイドバーはツムラ製17インチを使用しています。
以前、こちらのユーザーさんは国産チェンソーを使用していて21BP-68のソーチェンを在庫していたので、21BP-68が使えるチェンソーがほしいということでハスクバーナ550XP17"になりました。
スチールのMS261とどちらがいいか一緒に勧めたのですが、在庫があるソーチェンが使用できるかどうかでハスクバーナ550XPになった次第です。
評価を聞いてみると評価は高かったです。(安心しました)

少し心配していたのですが、問題もなく安心しました。

この550XPもエンジン始動性もよく問題ありませんでしたが、ファームウエアは最新版にアップデートしました。

ハスクバーナ560XPが発売になったときにこのオイルポンプ部分が気になりました。
プラスチック製だったからです。

小枝などが巻き込んだりすると割れてしまうのではと心配していました。
今のところオイルポンプ自体にダメージはないようです。
竹を切ったりすると痛めるかもしれませんが・・・
竹は繊維が固いのでよくスプロケットの方へ巻き込んだりしています。
まあ、550XPで竹を切ることは少ないかもしれません。

キャブレター周りをきれいにしてオートチュンのソケットを外すのですが、最初はこのソケットを外すのに苦労しました。
今はコツが分かったのでうまく外せるようになりました。

専用の接続端子でパソコンにつなぎます。
あとは簡単にファームウエアはアップデートできます。

データを見てみます。
画像は少し加工しています。
操作自体は難しくないと思います。
ソレノイドバルブのテストも簡単でした。
昔は9Vの電池を使用してテストしていました。
オートチュンのアップデートは比較的簡単だと思いますが、端子に接続するためにきれいに清掃するのがどちらかというと面倒かもしれません。(笑)
診断ソフトも最新版にアップしなければ、最新版のファームウエアをアップデートできません。
まあこれはエンドユーザーさんにはあまり関係ないことだと思いますが・・・
診断ソフトをアップデートするときに少し手間取りました・・・
ハスクバーナ技術サポートの方に教えてもらい事なきを得ました。
なんてことない事だったのですが、教えてもらわなかったら解決するのに時間がかかったかもしれません。
サポートは重要ですね。
こんなことを書いていいかどうかわかりませんが
560XP、550XP、少し不具合があったようです。
並行輸入品でも少なからず不具合があったようです。
正規輸入品はメーカーのクレーム対応がありました。
そうでないものは修理代がかなりかかったと思います。
どこのメーカーの商品でも新商品は多かれ少なかれ多少の不具合はあります。
後はどれだけメーカーがバックアップしてくれるかです。
電子制御のシステムを採用しているチェンソーはハスクバーナとスチールがあります。
当店では両社とも初期不良の機械がありました。
しかし両社とも素早い対応をしてくれて、不具合機種を購入したユーザーさんでも不満を感じてくれませんでした。
対応後の機械の調子には満足してもらっています。良かったです。
(もちろんクレーム対応修理です)
まったく同じ機械でもアフターサービスで差が出てくると思います。
価格、修理、説明、アフターサービスいろいろな条件で選択したほうがいいと思います。
それではまた。
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