スチールMS200のマフラーはアルミ合金のようなものでできています。
(詳細な金属組成は分かりませんが・・・)
また、少々形はマフラーとしては変わった形をしています。
チェンソー本体の小型軽量化のためにこのようになったのだと思います。
メリットとしてはマフラーが錆び付かないということでしょう。
デメリットとしてはマフラーが割れるということです。

青い矢印の所マフラーが割れています。
赤い矢印はチェンキャッチャーが折れています。

右が折れたマフラーです。
(左は正常なマフラー、このように少々いびつな形をしている)
通常は新品のマフラーを取り付けるのですが、今回はすごく程度のいい中古のマフラーがあったので、そちらを使用しました。
マフラーガスケットは新品を使用しました。
あとはスプロケットも摩耗していたので交換、スプロケットカバーも破損していたので中古部品と交換しました。
そして、重要なチェンキャッチャー新品を取り付けました。

左のようにチェンキャッチャーはすぐに壊れます。
ソーチェンが外れたり切れたりした際は、壊れてしまうことが多いので、必ず点検しましょう。
壊れていたら新品を取り付けなければいけません。
チェンキャッチャーは消耗品と考えていいと思います。


ソーチェンが外れたり切れたりした際、ここでソーチェンを受け止める。
チェンキャッチャーがアルミやプラスティックで壊れやすいのは、ソーチェンより柔らかいもので作る必要があるからでしょう。
ソーチェンを受け止めた際、ソーチェンより硬ければソーチェンがさらに切れたりして危険だからでしょう。
もし、MS200または020、トップハンドル、リアハンドルに関わらずチェンキャッチャーが壊れていたら速やかに新品と交換してください。
かなり危険だと思います。
またこれ以外のチェンソーでも同じようにチェンキャッチャーが付いていますので、一度点検してみてください。
チェンキャッチャーの場所がよく分からないときは、ご購入店にご相談ください。
または取扱説明書に書いてあるかと思います。
最後におもしろいものを紹介します。

青い矢印の所に丸い物があります。

取り出したところ
汚れが小さい隙間でチェンソーの振動によって、玉になったものです。
チェンソー修理業界ではこれを「泥真珠」と呼びます。
嘘です。
すみません今思いつきました。
お持ちのチェンソーでこのようなおもしろいものができることはあるでしょうか。
今回の玉はあまり丸くありませんが、ほんとにまん丸の玉ができていることもあります。
これができるということはあまりいいことではないと思います・・・
それではまた
▼人気blogランキングへ←ブログランキングへ登録しています、よろしければクリックしてください。(応援お願いします)
私は、機械工学のことを専門に勉強したことがないので、専門的なことに深く突っ込まれると、返答できないこともありますが、ご了承ください。
汚れの玉ですが、これができる条件はチェンソーにとってあまりいい条件ではありません。
目立てが悪く切削屑が粉状になり、掃除をあまりしないとこのような玉ができると思います。
このような状態で使用し続けると、チェンソーの寿命は短くなると思います。