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スチールMS441チェンソー、新発売。

スチールMS441チェンソーが2007年6月に発売になりました。


▼MS441チェンソースペック

今回のチェンソーはスチールにとってもある意味、満を持して出したチェンソーだと思います。

2000年前後からチェンソーの型番にMSと付いた物になりましたが、チェンソー自体はフルモデルチェンジというよりマイナーチェンジという感じでした。(基本設計は同じ)

販売期間が長かったようで、かなり改良されて不具合の少ないチェンソーになっている事も確かです。

しかし、防振システムなど古いのでその点が弱かったりもすると思います。
新しいチェンソーとしてMS361、MS280、MS192などがでていましたが、各ラインナップのモデルチェンジは間隔があいたと思います。

モデルチェンジの間隔があいたのには訳があるようでした。

この頃よく言われるようになってきたのは、環境問題に対する排気ガス規制が農林業機器にも適応されることです。

しかも世界最大市場のアメリカが一番厳しい法規制を打ち出しています。
それにならいヨーロッパでもそれと同等の法規制をするようです。

日本も最初のうちはこれらに準じた法規制をする予定らしかったのですが、いつの間にかメーカーの自主規制に落ち着いたようです。
(チェンブレーキの時のような曖昧な線引きになりそうです)

しかし国内の大手メーカーは、日本だけでは商売ができませんから、当然欧米諸国の法規制にパスするような機械を開発するはずです。
これが原因とはいえないかもしれませんが、業界再編成されているようです。(業務提携や合併が盛ん)


話を戻します
この排気ガス規制をクリアするチェンソーエンジンを開発していたのです。

かなり苦労したようです。
2ストロークエンジンは構造上排気ガスをクリーンにすることがとても難しく、また触媒マフラーなども熱や重量の問題を抱えているようです。

層状掃気エンジンは2ストロークエンジンの欠点未燃焼ガスを排気させないようにする技術です。

2ストロークエンジンの燃焼ガスは未燃焼ガスに押し出される形で排気されます。
そのときに若干、未燃焼ガスも排気されます。

これが不完全燃焼と同じ事になり大気汚染になるのです。

層状掃気エンジンは未燃焼ガスで燃焼ガスを押し出さずに、空気で押し出す形にした物です。

掃気ポートに別系統から空気を流入させ、未燃焼ガスはクランクケースへ流入。

そして、爆発が起こると未燃焼ガスは掃気ポートへ掃気ポートの空気がシリンダー内へ入り燃焼ガスを押し出すことになります。
未燃焼ガスで押し出さず、空気で押し出すのです。
排気はきれいになります。

燃焼ガスと未燃焼ガスの間に空気の層を入れることで排気をきれいにしているわけです。

仕組みは簡単そうですが、実際のシステムは大変だったと思います。

実際のチェンソーは実は今年の3月に見たのですが、複雑ですごく大きいキャブレターとピストンシリンダーの図解を見て大変だと思いました。
(修理も大変そうでした)

試運転もしてみましたが、確かに排気ガスはとてもきれいでした。
エンジンの吹き上がりも良く、力もありました。
70ccも排気量があるので、当然かもしれませんが・・・

チェンソー自体も振動が少なく、プレフィルトレーションシステムもかなり良かったです。
これはハスクバーナのエアインジェクションシステムと同じような仕組みですが、MS441の方が汚れが少ないような気がしました。
これについてはまた別の機会にお知らせします。

MS440現行機種(排気量同等クラス)と比べてみても出力は同じくらいですし、重量は若干重(300gほど)くなっているだけです。

層状掃気エンジン(ピストンバルブ式)の構造上ピストンが長く、ストロークも長くなっているようなので、トルク型のエンジンのようです。

この方式、層状掃気エンジンはスチール以外にもゼノア、ハスクバーナ(575XPがそうかもしれないと思っています、ハスクバーナは未確認)にあります。

ゼノアの製品は草刈り機と背負い式ブロワに層状掃気エンジンが使用されているようです。

ハスクバーナの575XPが層状掃気エンジンかどうかメーカーから聞いたわけではありません、私がカタログのピストンの画像を見てそうかなと予想しただけです。 ▼こちら

スチールもチェンソーだけでなく数年前にエンジンカッターで層状掃気エンジン搭載の機種を発売しています。(TS700)
こちらは掃気ポートに空気を入れる仕組みが、ピストンバルブ方式ではなく、リードバルブ方式(金属板)となっているようです。

リードバルブ方式はエンジン回転をあげにくいようです。
エンジンカッターはカッターの回転が10000rpm未満に法令で押さえられているので、リードバルブ式で間に合うようです。

後、ある情報筋に伺ったのですが、層状掃気エンジンは高地(空気が薄いところ)にいくとエンジン始動性が悪くなるようです。

スチールMS441チェンソーがそこの所をどう克服しているかどうか、今度伺ってみたいと思います。

スチールが満を持して出してきたMS441チェンソーに期待しています。

MS441チェンソーのその他の特徴は、次回にお知らせします。



◆追伸◆
2011年にカリフォルニア州の(CARB)排気ガス規制が待ち受けています。

各メーカーさらなる技術開発にしのぎを削っていることでしょう。

がんばってください。(地球環境のために)



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