チェンソー、農機具などのエンジンに使用されているプラグは、NGKでいうところのBPMR6Aタイプのプラグが多く使われています。
熱価が違ったり電極の部分が若干違うタイプの物も使用されていますが、サイズ的にはほぼ同じ大きさのものが使用されてきました。
スチールのMS192Cと4Mixエンジンはプラグの種類が全く違います。
熱価や電極が違うだけでなく形状も違うタイプの物が付いています。

左が今までの多くの2ストロークエンジンに使用されてきたプラグ、右がスチールのMS192Cと4Mixエンジンに使用されているプラグ。
プラグ自体が細くなっています。
プラグの能力の問題というよりもエンジンの形状に合わせてこのプラグが使用されているようです。
このCMR6Hはホンダのエンジンにも使用されているということを聞きました。(確認してはいませんが)
後、この頃のエンジンにはレジスター付プラグがよく使用されているようです。(電磁波防止のプラグ)
マイクロチップ付イグニッションモジュールは電磁波等に影響されるからかもしれません。
エンジンが軽量コンパクトになるとやはりプラグなどもコンパクトになってくるでしょう。
今の小型チェンソーは、軽量コンパクトを目指すあまり、各パーツもかなり込み入っていたりします。
中にはプラグがやけに取り外しにくかったりする機種もあります。
スチールMS192、MS200などのチェンソーも取付、取り外しがしにくい機種といえるでしょう。
先日、NGKのサイトを見ていて使えるテクニックが紹介されていたのでお知らせします。
ホース、ビニールホースやゴムホースでプラグを取り外す方法です。
プラグをゆるめるのには当然プラグレンチを使用しますが、プラグを抜き取るまでずっとプラグレンチでプラグを回すのはとても大変です。
そこで使用するのがホースです。
プラグレンチでプラグをゆるめ通常なら手でプラグを回していけばいいのですが、手で届きにくい場合もあります。
プラグにホースをかぶせるのです。

このようにしてホースを回せばプラグは外れます。
手の入りにくい機種など使えるテクニックだと思います。
このホースにさらに細工をします。

青い矢印のように硬い棒をホースに差し込みます。
(割り箸等でも可、プラグの所まで)
こうすることによってホースのフニャつきを減らし、ねらいを定めやすくするのです。(プラグの頭に取り付けやすくなる)
プラグを取り付ける際もこの心棒があるとシリンダーのプラグ取付穴にねらいを定めやすいと思います。
プラグを取り付ける際はネジを正確に合わせるようにしてください。
ネジが斜めに入り、ネジ切ってしまうとシリンダー交換になります。私は今までかなり苦労してプラグを外してきましたが、これからはこの方法を使って楽をしたいと思います。
ずいぶん長い間修理をしてきましたが、このような方法があると気が付きませんでした。
この他にも修理やメンテナンスに役立つテクニックがあると思います。
(まだ気が付いていないだけで)
もし皆さんの中で、このような方法で簡単に作業しているという、テクニックがあれば教えてほしいです。
それではまた
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この頃は色々な種類のプラグが使われだして、在庫が大変になってきています。
ホンダの各刈払機は色々とプラグの種類が違うようですね。
それではまた